SCRAPの2015年のリアル脱出ゲームが、東京ミステリーサーカスに再演で登場。『倫敦大法廷殺人事件』の感想です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ストーリー
時は19世紀末。
倫敦の大法廷で突然起こった殺人事件。
その容疑者となったのは、日本から留学中の新米弁護士、成歩道龍ノ介。
あらゆる証拠や証言が龍ノ介の犯行を裏付けている。
あなたは龍ノ介の無実を信じ、その不可解な事件に立ち向かう弁護士。
陪審員の評決が下されるまで残り1時間。
証拠を吟味し、現場検証し、
https://mysterycircus.jp/events/936
名探偵シャーロック・ホームズと共に
この絶体絶命の状況から逆転無罪を勝ち取れ。
脱出率(秋山が参加した回)
参加:14チーム
成功:4チーム(脱出率28%)
大逆転裁判に対する想い
このブログでも、何度か書いていますが『逆転裁判』及び『大逆転裁判』は大好きなシリーズです。
ちょうど昨年、愛知県の明治村で『大逆転裁判2』とのコラボである『容疑者 夏目漱石最後の事件』が開催されました。名古屋在住時代にも訪ねたことのなかった明治村に、秋山はこの謎解きをするために行ってきたことを昨日のことのように覚えています(主に悔しかった的な意味で)。
実際にこの公演に触れるために、予習を兼ねて『大逆転裁判』を遊んだのですが、これは激烈に面白かったです。未プレイの方は、人生損するレベルの傑作ですので、是非。
と言うわけで、この公演の再演が発表された瞬間、テンションが跳ね上がり、即座に参加を決めたことは言うまでもありません。
閉じ込められる前
実は『大逆転裁判1』はクリア済みですが、『大逆転裁判2』は未着手です。
この公演に参加するにあたり、久々に3DSに電源を入れようかとも思ったのですが、最近『テラリア』にはまっているのと、グラブルが4周年記念で忙しく、まったく着手できませんでした……。
とは言え『倫敦大法廷殺人事件』は『大逆転裁判1』とのコラボなわけで、まあ、いいかなと思った次第です。
当日は朝からしとしとと降る雨が冷たく、冬に逆戻りしたような気候でした。
後に雪に変わるとは、このときは思いもしませんでした。
会場に着くと、ほぼ私服姿の青木さんがSTAFFのネームタグをぶらさげていらして、聞いてみたらSCRAP社員時代に制作側として携わったそうですね。
閉じ込められてから
オープニングと前説を見て、早速、ゲームスタート。
の前に、オープニングについて。
豪華でした。
ゲーム画面そのまんまなのですが、いかにも『大逆転裁判』っぽい演出に、声優の台詞回しも素晴らしく、世界観に引き込まれました。
肝心の内容についてですが……、
これはですねー、
言うならば、
リアル大逆転裁判ゲーム。
でした。
実際に、セットとして法廷があったり、検事相手にテーブルを叩いて「異議あり!」と叫んだりするわけではないのですが、マジで、嘘偽りなく、リアルに、大逆転裁判でした。
個人的には、かなり画期的に感じました。
ただ、これ。
ゲームの『大逆転裁判』や『逆転裁判』をやったことのないひとからすると、何が起こっているのか、何をやらされているのか、さっぱり分からないのではないでしょうか? そんな気がしました。
脱出を終えて
結果は、無事に脱出成功。
逆転無罪を勝ち取りました。
最終的には5分余りくらいだったでしょうか。
途中、致命的に詰まって、もう何をやればいいのか、一切まったく分からず、久々にスタッフに泣きつきたくなりましたが、同卓した方の素晴らしい閃きと着眼点に救われました。あれ、秋山の超絶苦手系だったので、あの方がいらっしゃらなかったら詰んでいたかもしれませんね。
まあ、脱出できて良かったです。
しかし、それにしても、面白かったです。
ゲームとしては、リアル脱出ゲームと言うより、リアル大逆転裁判ゲーム、だったので、リアル脱出ゲームを求めて来られた方はピンと来ないかもしれませんが、原作ファンは途中からテンションが果てしなく上がることでしょう。
原作未プレイの方は、別に『大逆転裁判』でなく、その前作の『逆転裁判』でも良いので、せめて体験版に触れておくと良いのではないでしょうか。
追記(3月24日0時半)
書こうと思って忘れていました。
思ったのは、追加課金で遊べるシナリオみたいだな、ということ。
ただし、1時間しか遊べない、そして3000円かかるけれど、みたいなね。それだけ!
終わりに
グッズショップの横に、こんなのがありました。謎い。
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