夜行列車には憧れしかありません。こんにちは、秋山です。
高校2年生の頃でした、夏休みに福岡に住む伯父を訪ねたとき、帰り道は夜行列車でした。坂本真綾『Lucy』の「紅茶」をエンドレスで聞いていました。
また乗りたい! そう思ってはいるのですが、いざ、価格を確認すると、夜行列車ってかえって割高なので二の足を踏んでしまいます……。
面白いホテルに泊まりたいという欲求
ゲームマーケット大阪に参加するにあたり、飛行機を抑えた後に、宿をどうしようかなあとぼんやり考えていました。
最近、大阪は民泊と言うか、3畳の格安宿が増えた一方、ふつうにホテルに泊まろうとすると、けっこう高めになってしまい、手頃な価格帯のホテルが減ってきている印象です。
格安宿に泊まるくらいなら思い切ってネットカフェでいいし、高めのホテルに泊まるならせっかくだから付加価値が欲しいし……そう考えていた秋山の目に止まったのがファーストキャビンステーションあべの荘、です。
ファーストキャビンとは
知っているひとは、知っていますよね。
飛行機のファーストクラスをイメージした、ちょっと高級感のあるカプセルホテル。
一般的なカプセルホテルに比べると、ラグジュアリー度があがっていて、宿泊する場所に清潔感を求めるタイプでも泊まりやすいです。
その系列のひとつであるファーストキャビンステーションあべの荘は、飛行機のファーストクラスではなく、夜行列車の個室をイメージしたカプセルホテル、だそうです。
さらに!
トワイライトエクスプレスのスイートルームをコンセプトとした、プレミアムクラスがある!
外観
トワイライトエクスプレスが楽しみすぎて、チェックイン開始時間の30分前に着いてしまいました。
建物の外観は、清潔感のある白が基調になっています。
敷地内には……車軸? 連結器? が置いてありました。
こちらは入口。カプセルホテルらしからぬ入口です。ラグジュアリー感あります。
内装
こちらは受付前のロビー。
広くて開放感がありますね。
大きな窓からは中庭が見えるようになっていて、あたたかい季節ならば外でくつろぐのも良さそうです。
ロビーには電車グッズも展示してあって、好きなひとは好きなんだろうなあと。
スイートルーム
受付を済ませ、エレベーターに乗って3階まで行きます。
こちらは廊下。プレミアムクラスは個室タイプなので、ふつうのホテルにしか見えませんね。
いよいよスイートルームに入室します。受付で渡されたカードキーで鍵を開けます。
バーン!
どうです?
雰囲気ありまくりじゃないですか?
奥に見える窓は二重窓みたいになっていて、手前の窓は黒く塗り潰されているので、夜行列車感が抜群です。
スリッパもありました。トワイライトエクスプレスのロゴつきです。コレクターは持ち帰りたくなるのではないでしょうか。
室内のランプをはじめとした調度品は、実際の車両でも使われていたものらしいです。
宿泊客へのプレゼントということで、ポーチをいただきました。アミーゴの小箱がぴったり入るサイズ感です。
その他
大浴場は、若干、期待外れでした。
個室のシャワールームがあったりするのは、海外からの旅行客には良いと思うのですが、個人的には、サウナや様々なタイプのお風呂を楽しみたかったので、シンプルに大浴場だけがあるのは残念でした。
男女比率は、どうでしょう、体感だと女性の方が多かったように思います。廊下を歩いているひとは少なく、全体的に静かでしたが、すれ違うのは女性ばかりでした。
モーニング
翌朝はホテル横のレストランで提供されていた、フレンチトーストを楽しみました。
ちょうど秋山が宿泊した日にオープンしたということで、300円でスープにサラダ、フレンチトーストにコーヒーがついてきて、たいへんお得でした。
終わりに
ベッドの寝心地もよく、バストイレ別であることを除けば、ふつうのホテルだったので、下手に1万円のホテルに泊まるくらいなら、このスイートルームに泊まった方が、体験的には、楽しいなあと感じました。
全体的に快適だったので、スイートには泊まらないにしても、次はふつうのプレミアムクラスもありかもしれません。大阪で宿泊の予定がある方は、是非、お試しください。