リアル脱出ゲームで知られるSCRAPが、東京メトロとコラボして東京中に謎を仕掛ける『地下謎への招待状2018』。2018年10月1日から2019年1月31日までの4ヶ月にわたり開催される、ナゾトキ街歩きゲームに、今年も参加してきました。
地下謎とは
そもそも「地下謎」とは?
冒頭にも書きましたが、SCRAPが東京メトロとコラボした体験型の謎解きゲームです。
東京、新宿、渋谷、上野、北千住、王子と、都内6駅いずれかの定期券売り場でキットを購入し、そのキットに含まれる指示に従って、東京メトロに乗って東京中を移動しながら、謎を解いていきます。
キットは2200円で、一瞬、高く感じますが、東京メトロの24時間券(600円)が含まれるので実質1600円です。
あってないような感じですが、ストーリーもあります。
いつもご乗車ありがとうございます。
東京メトロです。
さて、わたしたち、東京に謎を仕掛けました。
その謎はあなたを魅惑の旅へと誘います。
旅先でたくさんの「東京」と出会うこととなるでしょう。
美味しい東京、美しき東京。
はたまた……。
おっと、これ以上は謎を解いてのお楽しみとしましょう。
さあどうぞ、わたしたちの仕掛けた謎を解き明かしてください。
http://realdgame.jp/chikanazo/5/
移動はもちろん東京メトロが一番便利です。
感想
さて、今年の地下謎ですが、意気込みとして「楽しもう!」という前のめりな気持ちで臨みました。
と言うのも、昨年の地下謎は、移動が億劫で、ほぼ自宅で解いてしまったのです。本来、謎が解けたときに得られたであろう感動の類は皆無で、なんだか機械的もしくは事務的に解いてしまい、不完全燃焼だけが残ったのでした。
そこで、今年は「SCRAPの手のひらで踊ってやろうじゃないか!」という積極性を燃やしたわけです。
スタートは渋谷駅にしました。
仕事終わりにぺこらさんと待ち合わせて、キットを購入します。2人以上で参加したときにだけ貰えるオリジナルタオルハンカチも、ちゃんとつけて貰い、最初から満足値が高めです。
シールやピンバッジも悪くないですけれど、こういう実用的なものの方が嬉しいですよね。
で、ここから怒涛の謎解き&移動なわけですが、いやあ、しんどかったです。
秋山が挑戦したのは、ちょうど台風24号が過ぎ去った翌日、台風一過による最高気温30度超の暑い日でした。
さすがに19時を過ぎると涼しくなってきて、気候的には最高でしたが、重い荷物を持って何度も電車を乗り換え、その度に、帰宅ラッシュに巻き込まれるのは辛かったです。
途中、きれいにライトアップされた場所や、散歩にうってつけなルートもあって良かったは良かったのですが、だいたい駅のベンチで座って謎を解いたり、首尾よく座れたときの方が、なんだか落ち着けたくらいです。
そんなこんなで、周遊していた時間は、だいたい3時間半でしょうか。
すっかり足が棒になりました。
謎を解きつつ感心したのは、キットに含まれる観光ガイドが、けっこうしっかりしていたことです。
今までの地下謎でも「疲れたら、このカフェに入って休むと良いよ」みたいなレコメンデーションがありましたが、今回は、あの『ことりっぷ』を発行している昭文社がガイド部分を手掛けているとのことで、特に本格的でした。
秋山は、仕事終わりに、地下謎だけ遊ぶつもりで臨みましたが、今年の地下謎は、謎をサブにして、東京で彼氏 or 彼女と小旅行を楽しむ、という使い方もできる優れたイベントだと感じました。
元々、周遊型のリアル謎解きゲームは、デートに使えますが、今回の地下謎は、特にその傾向が強めでした。
もうひとつ、面白いなと感じたのは渋谷のマークシティに現れた、謎の公衆電話。
その筋のひとに分かりやすく伝えるならば、渋谷のヒミツキチラボに向かうときに使っていた、マークシティの出口の近くです。
キットを購入せずとも無料で遊べる練習問題が掲示されていて、答えが分かったら、その番号を押すと「正解です」とメッセージが返ってくるのですが、秋山が立ち寄った時点で、何人か立ち止まって考え込んでいる一般の方がいたりして良いなと感じました。
ちなみにラス謎は、手先の不器用さもあって、なんだかんだ1時間くらい掛かりました。
瞬殺できるひとは瞬殺できそうですが、苦手なひとは際限なく右往左往しそうな感じでした。ヒントを見つつ、落ち着いて丁寧にやれば良かったのだと反省。
終わりに
長くなりましたが、今年は、効率を無視して、SCRAPの手のひらの上で踊ってやるかと覚悟を決めた結果……めっちゃ、楽しめました!
遊んでいるうちに思い出したんですが、そもそも旅が好きなんですよね。まず、歩くのが好き。電車に乗るのも好き。自分が知らない場所に行くのが好き。だから、謎を解きながら、次から次へと見知らぬ場所へ導かれるのが楽しいんですよね。
オススメの楽しみ方は、仕事終わり、時間制限のある中でタイムアタックするのではなく、休日の日中に、はなから1日かけて小旅行を楽しもうという心意気で挑むこと。きっと、あなたの知らない東京に出会えますよ。なんてね。
色んなルートを選べたのが良かったね。行ってみたいところに行ってみても良いし、コンプリートしたいひとはコンプリートしてもいい
そう言えば、ぼくらは効率重視で乗り換えのしやすさを重視したけれど、ガチに楽しむなら全部、回っても良いね
夜に遊んで良かったね。きれいなところが多かったよ
夜は夜で、ヒントを見落としがちだから、難易度的には高かったかもしれないね。帰宅ラッシュ巻き込まれ問題もあるし
内容物も多かったね。過去、最大じゃない? ボリュームもあった気がする、増えた気がする。気のせいかな
コンポーネントは多かったね。そう言えば、キットを受け取った瞬間に「あれ、重い!?」と思ったよ
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