アメコミ『アクアマン』の実写映画化にして、DCエクステンデッド・ユニバースの6作目とされる映画『アクアマン』を観ました。
あんまり期待せずに観たのですが、予想外に良くて驚きました。
- 発売日: 2019/05/08
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地味過ぎて期待値が低すぎた
水棲生物とテレパシーで意思の疎通ができて、時速160キロで泳ぐことができる。
いやはや、まったく魅力的に思えない能力です。しかも、ヒゲ面のむさ苦しいおっさん。こんな造形のヒーロー、申し訳ありませんが、最終的にDCエクステンデッド・ユニバースをすべて観る予定がなければ、お断りです。
まあ、DCEUの1作だから観たんですけどね。
謎解きっぽいシチリア編
幼少期は、あんなに可愛いのに、どうして育ったらムサイおっさんになった? とか、弟は思想が極端だが、兄よりマシなのでは? とか、海の世界には脳筋しかいないのか? とか、いろいろ考えつつ観ていたのですが、舞台がシチリアに移ってからは、少しテンションが上がりました。
ほら、空のボトルを銅像に持たせて地図にするとか、謎解きっぽくないですか?
それに、秋山はイタリアに憧れがあるので、イタリアが舞台になるだけでテンションが上がります。
ただ、直後にバトルが始まって、シチリアの美しい街並みが破壊されていったのには衝撃を受けましたけれど。ブラックマンタのデザインもダサかったですし。
母子の再会は、感動的過ぎる
テンションがピークに達したのは、死亡済みと思われていたアトランナが、実は生きていて、アーサーと再会するシーン。
このシーンは、ほんとうに感動的で、それまでの諸々すべてが水に流されて、瞬間的に感動して、気がついたら泣いていました。
母子の再会は、感動的過ぎる、その2
アーサーが伝説のトライデントを獲得し、オームとの戦争に至るところは、ぼんやり観ていましたが、決着がついた後、オームがアトランナと再会するシーンでは、やっぱり泣いてしまいました。
なんですかね、この手のシーンは涙腺を刺激されます。
夫婦の再会は、感動的過ぎる
そして、ここですよ。
ここがいちばんグッと来ました。
いつもの通り、桟橋に向かうトムが、そこに愛した妻アトランナの姿を認めた瞬間。
泣ける……泣けます。
なんなら、これを書いている今、思い出すだけで泣けます。
終わりに
結局、アトランナ周りだけで3回も泣いてしまい、終わった後は「良かったなあ」とぼんやりスタッフロールを眺めました。
と言うわけで、最初は、地味そうだと思っていましたが、予想外に感動的で良かったです。
でも、この話、冷静に考えると、登場人物全員、磯臭いような気がして、実際、その場にいたら……いえ、なんでもありません。