雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

謎解き『アンロック! シークレットアドベンチャー』の感想

f:id:sinden:20201215180250p:plain
 ホビージャパンより発売されている『アンロック! シークレットアドベンチャー』を遊びました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

『アンロック!』シリーズは、フランスのSpaceCowboys社よりリリースされている謎解き系のゲームです。1箱に3種類のシナリオが含まれており、それぞれ制限時間60分以内に、状況からの脱出や解決を目指すという仕組みです。
 主なコンポーネントは、カードのみであることが多く、カードから得られる情報を元に、導き出した答えをアプリに打ち込んで、ストーリーを進めるという形式です。
 コンポーネント破壊はありませんが、その性質から1回限りのゲームと言えます。
『アンロック! シークレットアドベンチャー』は『アンロック! エスケープアドベンチャー』に始まるシリーズ第3弾となります。

『ノーサイド物語』の感想

『アンロック! エスケープアドベンチャー』に収録されていた「ネズミとソーセージ」の実質的続編とも言える作品です。シナリオ担当は同じくヴィンセント・ゴヤット(Vincent Goyat)。
「え、なんで、このカードを組み合わせると、こうなるの!?」と一部、納得いかない……と言うか、不可解な世界観に翻弄されるシーンもありましたが、全体で見ると安定感のある謎解き体験でした

『ツームストーン急行』の感想

 1890年の急行列車を舞台に、プレイヤーは保安官となり、ツームストーンに到着するまでに事件を解決することを目指します。
 今までの作品とは趣きが異なり、面白かったですね。走りつづける急行列車というある種の密室を舞台に、事件を捜査するのはミステリ的で好みのシチュエーションでした。結末もミステリ仕立てでしたし、謎解きだけでなくミステリ好きの方にもオススメしたいです。

『オズの冒険者たち』の感想

 タイトルから察せられるようにライマン・フランク・ボームによる児童文学『オズの魔法使い』をモチーフとした作品です
 プレイヤーはドロシーとなり、仲間たちとともに奇妙な世界を旅します。
『オズの魔法使い』の世界観が根底にあるので、いわゆるコラボ系のリアル謎解きゲームと同じく世界観が強固で、地に足のついたファンタジーなストーリーが展開されました。原作を知っていたら最後の展開は、けっこうテンションが上がるもので、良かったです。

一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ

終わりに

 シリーズ第3弾にもなると、ふつうの謎解きだとマンネリ化が始まりそうですが、『アンロック!』の場合、シナリオごとにデザイナーが異なるので、毎回新鮮な気持ちで遊べます。
 第4弾以降も毎回、新しい発見が待ち受けているに違いないと確信できるのはブランドのパワーですね。