ホビージャパンより発売されている『アンロック! ヒロイックアドベンチャー』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
『アンロック!』シリーズは、フランスのSpaceCowboys社よりリリースされている謎解き系のゲームです。1箱に3種類のシナリオが含まれており、それぞれ制限時間60分以内に、状況からの脱出や解決を目指すという仕組みです。
主なコンポーネントは、カードのみであることが多く、カードから得られる情報を元に、導き出した答えをアプリに打ち込んで、ストーリーを進めるという形式です。
コンポーネント破壊はありませんが、その性質から1回限りのゲームと言えます。
『アンロック! ヒロイックアドベンチャー』は『アンロック! エスケープアドベンチャー』に始まるシリーズ第5弾となります。
ホビージャパン(HobbyJAPAN) アンロック! ヒロイックアドベンチャー 日本語版
- 発売日: 2019/08/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
『インサート・コイン』の感想
屋根裏部屋で埃をかぶっている、おじいちゃんのアーケードゲームを、こっそり遊びクリアを目指すというストーリーです。
ドット絵で表現された世界観は、まさに昔なつかしのアーケードゲーム! さらにデジタル的な仕掛けも仰天しました。『アンロック!』シリーズは、アプリを用いるが故に、今までにもデジタルならではのギミックがありましたが、このタイプのギミックは珍しいです。
最後の最後まで楽しくプレイしました。
『シャーロック・ホームズ 殺人という緋色の糸』の感想
傑作でした。
シャーロック・ホームズモチーフの時点で期待値が高めだったのですが、悠々と越えられました。
『アンロック!』シリーズの1作ですので、カードが中心の謎解きではあるのですが、調査や聞き込み等、ミステリー的な要素に溢れており、犯人の絞り込みから特定に至るまで、完璧に過ぎるほど美しい流れで堪能しました。
シナリオ担当は、Dave Neale氏(デイヴ・ニール)。BGGで調べてみると、他に『
Sherlock Holmes Consulting Detective: The Baker Street Irregulars』という作品をリリースされていました。プレイヤーはベイカー街遊撃隊になり、1880年の霧にむせぶロンドン市街を探索し、事件を調査するという協力ゲームの様子です。いつか遊ぶ機会を得たいですね!
『白ウサギを追って』の感想
ルイス・キャロルが小説『不思議の国のアリス』を書き終えられるよう、アリスに協力し、脱出させるゲームです。
ちょっと、ストーリーが不可解ですが『不思議の国のアリス』をテーマとした作品です。
以前にも『オズの魔法使い』や『千夜一夜物語』をテーマにしたシナリオがありましたので、その延長線上でしょうか。
悪くはなかったのですが、直前に遊んだ『シャーロック・ホームズ 殺人という緋色の糸』が傑作だったので、やや霞んでしまった感が否めません。
一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ
終わりに
記事内にも書きましたが、とにかく『シャーロック・ホームズ 殺人という緋色の糸』が良かったです。
『アンロック!』の枠に収まらない、ミステリー的にも優れた作品だったので、ミステリーは好きだけど謎解きは苦手という方にも、これだけはオススメしたいです。