ホビージャパンから日本語版がリリースされている、フランスの謎解き系ボードゲーム『アンロック!エピックアドベンチャー』を遊びました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
『アンロック!』シリーズは、60枚程度のカードとスマートフォンアプリを用いて遊ぶ謎解き系のゲームです。
1箱には3作含まれており、1作60分と仮定すると、だいたい3時間は楽しむことができるという計算です。
海外の謎解き系のなかでは、クォリティが高く、日本人の感性にもよくマッチします。
本作はシリーズ第7弾ですが、特に物語的なつながりはないので、本作から遊びはじめても問題ありません。
「七番目の上映」の感想
難易度は★。
B級ホラー映画の「人狼の最後の夜」を最後まで見終えることが目標、というちょっとふしぎな設定が珍しい。
内容的には、映画内の主人公が人狼から逃れられるように支援したり、ゲーム内の登場人物が映画を見続けられるように支援したり、メタ的な構造。こういうところも含めてB級っぽくて、こういうテイストが好きなひとは好き。
「龍の七つの試練」の感想
難易度は★★。
古代中国を舞台に、李大師の門下生になるべく、様々な試練に挑戦することになるのだけれど、ちょっとよろしくないですね。
左右や上下、奥と手前の条件がきちんと設定されておらず、謎は解けても、いざ回答する場面において二択になりがちで困り果てました。と言うわけで、失敗数は多いですが、解けた問題は多いので、自分のなかでは勝った気持ちです。
「ミッション#07」の感想
難易度は★★★。
今回の最高難易度作品。
トリッキーな仕掛けも多く、楽しめました。
日本語版には、致命的なエラッタがあり、公式に問い合わせると代替パーツを送っていただけます。が、この代替パーツ自体がある種のネタバレなので、届いても中身の確認はギリギリまでせず、いったん遊びはじめて「ヒントを見ても、これ以上どうやっても進まないぞ!?」となってから、確認することを推奨します。
終わりに
久しぶりの『アンロック!』シリーズでしたが、どれも一定以上のクォリティで充分に楽しめました。
海外の謎解きは、日本人の感性に合うか合わないかで、おおきく好みが分かれますが、このシリーズは相変わらず安定感がありますね。