雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

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たったひとつの冴えたやりかた」「グッドナイト、スイートハーツ」「衝突」の三編から構成される短編集であると同時にSFの基本書。SFの宿命なのか、世界観に入りこむのに時間が掛かってしまい、何度か寝かかってもしまった。表題作にもなっている「たったひとつの冴えたやりかた」は、

この小説を読みおわる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない。

 と謳われるだけあって、中々に感動的だった。主人公も16歳の少女で挿絵も数多く入っているので、SFに慣れていない人にもやさしいだろう。