雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

自宅ゲーム会20110129

 みっつさんと『カルカソンヌ メイフラワー』をやりましょうという話をしていたら、気がついたら家にsleepdogさんまつださんさとるさんがいました。と言うネタも、そろそろしつこいですか。そうですか。いいんですよ、もう秋山なんか……(いじけるないじけるな

お先に失礼します


 とりあえず、3人で気軽に出来るものと言うことで『お先に失礼します』を初プレイ。みっつさんにインストして頂きました。
 中々に面白かったです。3人でプレイするときは、余ったタイルを箱に戻すので、適度にランダム性が生じて、きっと4人でプレイするときよりも面白いのだろうなと感じました。
 初プレイの秋山とsleepdogさんは、よく分からず、とりあえず置けるタイルがあれば、どんどん他のひとに任せていたのですが、みっつさんは手元のタイルをすべてめくり、詰め将棋のようなプレイを展開していました。それが功を奏したのか、1回目はみっつさんの戦略に嵌められ、一人負けを喫したので、2回目は、その戦法をパクり、逆に2人でタッグを組み、みっつさんを陥れるプレイに。最終的にsleepdogさんが1残業、秋山が2残業。残りの15残業くらいをみっつさんが一手に引き受けると言う圧勝っぷり! イェイ!
 インストが容易かつワンプレイが短いので、これは導入や人待ち用として、もっとプレイしてあげたいですね。

ギャラクシートラッカー


 銀河を駆け巡るトラック野郎となり、貨物を届けてお金を稼ぐゲーム。世紀のバカゲーとして*1id:mykazeさんからお借り致しました。最高に面白いのですが、難易度が適当過ぎて、金を稼ぎまくって圧勝できるときもあれば、あっさり宇宙の藻屑となって、虚空に散って惨敗するときもあると言う、なんとも不思議な、不思議な……えっと、うーん、バカゲーです*2
 写真は第3ラウンドに突入するところですが、どうでしょう? 中々、良質な銀河トラックが出来ていると思いません? しかしながら、驚くべきことに1枚目のカードがエピデミックで、2枚目が、攻撃力が最も少ないプレイヤが、乗組員を4人失うと言うカードで、乗組員全滅で、あっさり敗北しました。南無南無。
 近々、mykazeさんにお返ししてしまうので、このゲームをプレイする機会は、もう訪れないかもしれませんが、最高に楽しく、最高に笑えた楽しいゲームでした。ありがとうギャラクシー、ありがとうトラッカー。

ワードバスケット


 ちょうむずい!!
 みっつさんが持ってきてくれたワードバスケットを初プレイ。
 噂には聞いていましたが、想像以上の難易度でした。sleepdogさんが、完全に勝利の方程式を見出した様子で、7文字のWildが2枚あっても、華麗に聖闘士星矢*3とか言い放って、こっちが1枚しか切れていないのに、さくさく切っていくのです。
「負けたままでは終われない!」と5回、6回と再戦を繰り返しましたが、いや、もう無理。無理無理無理! 最高で3枚まで切れましたが、sleepdogさんのカード捌きには足元にも及びませんでした。次はミステリ縛りか、ライトノベル縛りで勝ってやる!

フォーチュンポーカー


 みっつさんが持ってきてくれたフォーチュンポーカーを初プレイ。……まあ、実際には、とある魔術の禁書目録ポーカー*4を、以前に一度だけプレイしたことがあるので、厳密には初プレイとは言い難いかもしれません*5
 2回プレイしましたが、このゲームは、国王や女教皇を気合で引いてきて、カードの総数を増やして、根性でファイブカードを作るゲームですね。その昔、禁書ポーカーをやったときも、秋山がツーペアとか作っている間に、他のひとはフォーカードを余裕で作っていたことを思い出しました。
 ホールドが攻撃の鍵になりそうですね。序盤にホールドさせられると、けっこうきついです。これは機会があれば、入手して、もう少し研究したいところです*6

倉庫の街


 ステファン・フェルト作、ハンブルクの倉庫街を舞台としたボードゲーム。可能な限り、安く商品を購入して、利益が出るように売却するもので、本日の目玉とでも言うべき一作。まつださんを迎えに行っている間に、みっつさんにルールを読んで頂き、インストして頂く……予定が、存外にルールが難解だったので、手分けして読みながら初プレイ。
 春夏秋冬と、ざっくりゲームの進行が四分割されており、季節によって出てくるカードが変化するのですが、その事実に気がつかず、後々のために買っておかなければならないカードを買い逃したり、せっかくカードを買い揃えたのに、ランダムに船に積み込まれる材料が偏りまくっていたり、消防士をまったく買っていなかったが故に「\火事だー!/」の餌食になったり、まあ、全体的に言うと、面白かったです。こんなに手探りかつ、悪いバランスでプレイしたのに、面白さを感じると言うのが、もう面白いゲームである証拠です。
 id:kirisakinekoさん主催の、次回のボドゲオフに何かしら持参しようかなと思っているのですが、倉庫の街は誰にでも楽しんで貰えるのではないかしら。希望者がいれば、ですが。

トリック&トリート


 ここでさとるさんが合流し、5人で、まつださん持参のカードゲーム、トリック&トリートを初プレイ。
 トリックテイキングと呼ばれるタイプのカードゲーム。ただし、ラウンド毎に親がルールを決めることが出来るので、必ずしも数の多いカードが強いわけではなく、逆に数が少なかったり、或いは真ん中の数だったり、他のプレイヤと色が異なっていたりすれば勝つことのできる変則的なゲーム。トリックテイキングで、トリート*7を要求し、得点*8を得ると言うテーマ性も良い感じ。
 気軽にプレイ出来る良作なのだけれど「欲しい!」と言うよりかは「惜しい!」と言う印象。お菓子のコンポーネントが安っぽいのが理由かしら。テーブルにマカロンを置いて、勝ったひとが一個貰えるとかでやれば盛り上がるかも。

ディクシット


 みっつさん持参のディクシットをプレイ。MYSREC2010で一度、体験はしていましたが、あのときはチーム戦かつミステリ縛りだったので、本来のディクシットは今日が初めて。
 ディクシットは会話ゲー以外の何物でもないので、とりあえずカードを出して、適当なことを言いながら、わいわいがやがや楽しめれば、もうそれだけで充分。ゲーム性とかは、あってないようなものですね。途中、点数計算も不要だなあと思ったりもしました。キーワードが「横浜」のときに「観覧車」のカードを出せたときは会心の一撃だったとか、「オーデュボン」で「案山子」は馬鹿正直過ぎるだろう常考とか、後から振り返って楽しめるのも良いところです。
 カードを眺めているだけでも楽しいので欲しいんですけれど、ちょっと高いですよね。デザイン料と言われればそれまでですが、拡張パックだけでもプレイ出来ないことはないので、そちらだけ買うことにしようかなあ、うーん。

モンスターメーカー


 まつださん持参のカードゲームを初プレイ。
 10年以上前に一世を風靡したゲームらしく、なるほど確かに時代を感じさせる絵柄です。シンプルなルールで面白いのは面白いのですが、バランスに難があるなあと強く感じました。
 いくらなんでもモンスターカードが多すぎるでしょう、これは。ゲーム中、幾度も5人全員の回廊の前にモンスターが置かれ、誰も充分な戦力が持てず、ゲームがまったく進行しないままに、2巡、3巡し、ようやく誰かひとりが、その前にいるモンスターを倒したかと思うと、即座に新たなモンスターが配備され、膠着状態再び……。
 帰路、回廊の数を行きとぴったりに揃えないと脱出できないと言うのも、必要性を判じられないルールです。いたずらにゲームを長引かせるだけのように感じられました。
 色々と苦言を呈してしまいましたが10個くらいダイスを振って、1の目が5つも出たときは大爆笑ですし、2個のダイスが2個とも6の目を示しているときも喝采が挙がります。モンスターカードの枚数を調整すれば、恐ろしく面白いゲームに化けそうな気がするんですよね……。

猫画伯(にゃんこあーてぃすと)


 少し気軽に遊べるゲームをやりましょうと言うことで、みっつさん持参のカードゲームを初プレイ。
 これは文句なしに面白い! と言えるでしょう。分かりやすさ抜群のルールに、悩むことなく、さくさくプレイできので、展開が早いのも好みです。攻撃手段として、リバースが与えられているものの、自分が負うダメージも大きいと言う諸刃の剣っぷりも好みです。
 写真は中盤戦で、秋山と向かいのsleepdogさんがリーチ状態。この後、みっつさんとさとるさんが激しいリバースの応酬を交わし、ふたりともリーチに至り、まつださんが唯一、無傷だったのですが、最後の最後にカードが牙を剥いて、灰色が揃いまつださんが奇跡の逆転負けを果たすと言う、素晴らしい結末。
 素晴らしいゲームなのですが、難点はカードの質が低いことですかね。もっといい紙だったら、即購入なのですが……この紙は、うーむ。

ブクブク


 みっつさんが帰りたそうにしている中、最後のワンプレイと言うことで、ブクブクを初プレイ。まつださんにインストして頂きました。
 恐るべきカード運の賜物か、秋山の前には、浮き輪が2つしかありません。他のひとが6つや7つも持っている中、秋山だけが、選択を3回誤ったら即敗北と言う、凄まじく不利な状況。むぐぐと言いながら、なんとか耐え凌ごうとしたのですが、最後の判定で、溺れてしまいました。
 そこでゲーム終了かと思いきや「今、使ったカードを左隣のひとに渡して、もう1回やるんですよ」「ほわっつ!?」「ああ、ドラフトするんですね」驚いて似非英語を放ってしまった秋山と、冷静に受け止めるみっつさん。
 詳しく話を聞いてみると、どうやら何度も手札を交換し、運を均しながら、浮き輪の枚数のみを点数として、その合計値を競い合う様子。ふむふむ、つまりゲームが進めば進むほど、他のプレイヤの手の内が分かり、アブストラクト性が増していくのだなと納得すると同時に、このルールって、他の多くのカードゲームにも適用できそうだなと閃きが訪れました。が、すぐに去りました。
 理由は疲労。さすがに、2日連続でゲーム会を開くと疲れますね。元々、1日に1食か2食しか食べないのですが、その貴重な1食が蕎麦だけとかだと、もう頭が働きません。負けたのは糖分が少なかったからだよ!(言い訳していいわけ?

おわりに

カルカソンヌ メイフラワー』をプレイするために集まったのに、プレイせずに解散してしまいました。とは言え、別段、珍しいことではないでしょう。きっと、よくあることです。
 自宅ゲーム会は何度か目ですが、来て下さる方がゲームを持って来てくれたのは初めてです。自宅にある未開封の積みゲーが崩せるのは嬉しいですが、秋山のアンテナに引っかかっていなかったゲームを持って来てくれて、かつ遊ばせてくれるのは楽しいだけでなく、なにより嬉しいですね。
 次回は5日です。

*1:もちろん、褒め言葉でございます。お嬢様。

*2:もうお忘れになったのですか、お嬢様。褒め言葉でございますよ。

*3:セイントセイヤ。

*4:通称、禁書ポーカー。

*5:しかし、今、検索して知りましたけれど、禁書ポーカーって、マンガに同梱されていたんですね。買いたかったー! もう売ってないのー!?

*6:ちなみに写真を2回戦目で、緑の2市民とジョーカーを1枚、ホールドしていました。

*7:もてなしの意。

*8:このゲームにおいては、お菓子を象ったコンポーネント