雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ゲームマーケット2015年秋参加レポートと大賞のこと



 3連休の真ん中は、国際展示場でゲームマーケットでした。
 前日がミスボドで25時過ぎまで飲んでいたので、朝から並ぶことはせずに、11時過ぎに会場に到着するスケジュールで移動しました。けっこうな行列だったらしいですが、着いた頃には列はなく、すんなりと入場することができました。

会場の様子

 前回までは西館でしたが、今回からは東館の4ホールです。
 会場奥にごいた大会のブースがあって、喫茶マーブルのじゅんこさんが、素敵な着物姿で受付にいらっしゃって、ふらふらと近づいたら、近くに柏木の席主もいました。席主に挨拶しているときに気づいたのですが、会場が一望できるんですよね。浅草のときのように二階に分かれていることもなく、西館のときのように会場が鍵括弧の形に曲がっていることもあり、ちゃんとした四角形であることは素晴らしいと感じました。
 道も悪くないように感じられました。広い、とは言いがたいですが、しょっちゅうぶつかったりすることもなく、自分の持っている荷物を、ちゃんと制御しようと、参加者の意識も向上しているように感じられました。

ミスボドポーカー

 会場中央では、テキサスホールデムの特設ブースが用意され、アキバギルドさんが2卓で15分インストを繰り返し、ミスボドポーカーが1卓で50分のミニトーナメントを4回ほど開催しました。
 前夜の時点では、どれくらいの方がポーカーを楽しんでもらえるのか不安もありましたが、蓋を開けてみたら大盛況で、席に座るためにじゃんけんをしなければならないほどでした。秋山は、ずっといたわけではなく、定期的に立ち寄っては遠くから、そっと見守るように様子を見ていたのですが、皆さん笑顔でとても素晴らしかったですね。
 ポーカーの世界は面白く、ちょっと足を入れるだけでも充分に楽しいですが、どっぷりと頭まで浸かることが出来る深さがあります。会場での限られた時間では、面白さがどれほど伝わるかは難しいですが、少なくとも奥行きのある世界であることは伝わるのではないかと。
 ミスボドのポーカーは、まちこさんやますおかさんが、初心者の方でも楽しめるよう気軽に参加できる雰囲気を作り出しているので、是非、この日をきっかけに、少しでも多くの方がポーカーの魅力に気づき、足を踏み入れて貰えればと思います。

買い物

 買い物もしました。
 価格で言うと3万円くらいでしょうか、主に本を買いました。だてこさんの本や、小野さんとふうかさんの本。後は好きなゲームブックを何冊か。ゲーム自体はゲーム会に行けば遊ばせて貰えますけれど、本は自分で買うしかないと感じたので。
 ここ1ヶ月ほど、ゲームマーケットのサイトは、毎日のようにチェックしていて、どんな方がどんな新作を発表しているのか確認していましたが、それでも会場に行ったら、まだまだ知らないゲームがありました。例年であれば、一通り見まわった後は試遊卓を渡り歩いていましたが、今年は、ほんとうに出展が多かったのと、いろんな方と話したりしていたら、全サークルを見回る前に終了時間を迎えそうになってしまい焦りました。

ゲームマーケット大賞

 当日、12時に授賞式が執り行われました。
 既に発表があったように大賞はオインクゲームズさんの『海底探険』、特別賞はニューゲームズオーダーさんの『枯山水』です。また『ひとひら』『PRICESS ESCORT』『ミネルウァ』が優秀作品として表彰されました。
 審査員長の草場さんの挨拶の中で「評価をするということは、評価をされるということ」という発言がありました。一次審査通過は一般投票に審査員枠の数作を加えたものになりますが、二次審査(二次審査通過作品)、三次審査(優秀作品)、四次審査(大賞)は、審査員による審査、つまり評価を経たものとなります。審査員一同「自らもまた評価をされる立場にいる」という覚悟を持って、真剣に遊び、真剣に考えて、この結論に至りました。
 発表後、Twitterで「ゲームマーケット大賞」や「ゲムマ大賞」というキーワードで検索していたのですが、何名かの方が大賞だからという理由で遊んで、面白かったので買って帰ったというのを見て、嬉しく感じました。また、OKAZU brandさんのブースやてぃ〜くらぶさんのブースのちょっと離れたところで、飾ってある賞状を見て、足を止めた方が、そのまま買うのを見て、そっと拳を握りました。
 話を戻して、特別賞について。これも表彰の際に草場さんから一言ありましたが、この特別賞は毎回のように与えられるものではありません。『枯山水』の場合は、多くのメディアに報じられ、ボードゲーム文化発展に貢献したことが評価を受けたというのが、特別賞の理由になります。次回以降、特別賞はないかもしれませんが、また、今回とは異なる理由で特別賞が与えられるケースもありうるかと思います。
 副賞について。大賞受賞者には大賞受賞のシールの他、翌年企業ブースへの出展権、優秀賞受賞者には、翌年一般ブースへの出展権が与えられます。また、二次審査通過作品の出展者には、翌年出展申込が抽選になった場合、自動的に当選する権利が与えられます。
 審査員の朱鷺田さんは多忙のため次回の審査員を辞退されました。朱鷺田さんは非常に物事に対して深く考えられている方でした。選考の最中も、しばしば「もう一回、考えなおしてみましょう」と基本に立ち返ることがあり、冷静で慎重な視座を持ち、ときに斬新ながらも確かな説得力を持つ意見を放たれていました。個人的には勉強になるところが多く、僅かな時間ではありましたが朱鷺田さんと同じ時間を過ごすことができたのは、人生におけるとても有益な瞬間だったと思います。
 ゲームマーケット大賞の選考基準は「面白い作品であること」であり「なるべく多くのゲームマーケット来場者に満足いただけるような作品を選ぶこと」を重視しています。しかしながら「面白い」という感情は、人それぞれで、極めて幅の広い多様性を秘めています。たとえば『ニムト』の「面白い」と『アグリコラ』の「面白い」、言葉にすれば同じ「面白い」ですが、その内実はまったく異なります。これは審査員全員と言うより、秋山個人の考えになりますが、是非、大賞だけを見るのではなく、優秀作品や二次審査通過作品まで含めて見ていただいて「面白い」の幅を感じ取っていただければと思います。

終わりに

 閉会後は会場近くのお店で打ち上げをして帰宅しました。
 次回は2016年2月21日(日)に神戸にて。楽しみですね。