雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ハーフサイズカメラでベストショットを狙う『フィルムを巻いて!』遊びました

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 Saashi & Saashiさんのゲームマーケット2016秋の新作『フィルムを巻いて!』を遊びました。
 実はSaashi & Saashiさんの作品を遊ぶのは初めてです。
『Aコードで行こう』も『COFFEE ROASTER』も興味があるのですが、なかなか遊ぶ機会に恵まれず……。


『フィルムを巻いて!』はハーフサイズカメラでの撮影をテーマにしたカードゲームです。
 ハーフサイズカメラって何だっけ? と思って調べてみたら、フィルム式のカメラを、昔、持っていたことを思い出しました。長方形のスカイブルーをした、パッと見にはカメラとは思えない造形で、おそらくゴツくて大きいカメラを持っていた父親に、


「カメラ、触らせて!」


 と騒いだ秋山に対して、親が買い与えてくれたものでしょう。旅行先には、耐えず持ち歩いて、フィルムの残数をしっかり数えながら、その旅行の中のどのポイントでシャッターを切るか、悩み抜いた記憶があります。
 そうそう、クラスにいるじゃないか、イタズラっ子が。確か、やられたんですよ。せっかくフィルムを温存していたのに、なんかカシャカシャやられたことがあって憤慨しました。
 今回、初めてハーフサイズカメラという概念を知りましたが、事実上、フィルムを2倍使えるというのは革新的ですね。
 今、デジタルカメラが主流となっている現在、フィルム式のカメラは、けっこう風情があるかもしれません。


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 さて、ゲームの話。
 可愛らしい外見に似合わず、硬派なゲームでした。
 メカニズム的には、オープンドラフト、ハンドマネジメント、セットコレクションでしょうか。逆算的に、一手先、二手先を考えてプレイしないと容易に大惨事になる、けっこう計算を求められるゲームです。
『洛陽の門にて』が秋山の中では代表作なのですが、逆算を求めるゲームは、パズルちっくな面があり、けっこう好みです。


 個人的には、テーマ含め、大いに気に入りましたが、けっこう制限がきつくて、プレイヤにセンスを求めるかなと感じました。
 カードピックの仕方、手札整理の仕方、手札上限、どれかひとつでもゆるければ、もっと広く勧めやすいゲームになっていたんじゃないかなあ、と感じました。
 いちばんは、出せるカードの幅ですかね。今回は3人で遊びましたが、


「(他プレイヤの手元を確認して)あれ、もしかして、このカードに繋がるカード、もうないんじゃ……」


 みたいな絶望感のあるシチュエーションが、度々発生していて、全体に苦しさが蔓延していました。
 アートワーク含め、テーマ的にも女性に勧めやすいゲームであるにも関わらず、内容的には硬派なので、そこが、ちょっと惜しかったかなと感じました。
 とは言え、前述の通り、逆算を求めるパズルちっくなゲームが大好きな方には、自信をもってオススメできます!
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