雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

奇妙な味わいのゲームブック『不思議な地図~26の世界~』の感想


f:id:sinden:20181006174928j:plain
 SCRAPのリアル脱出ゲームやイーピン企画に、謎制作者という立ち位置で関わっていらっしゃる千石一郎氏の一風変わったゲームブック『不思議な地図~26の世界~』を遊びました。
 実に、奇妙で、ふしぎな味わいの作品でした。


 これは、賛否両論を生み出しそうですね
 雰囲気重視の作品でした
 絵本に近しい体裁の本です。見開きで、鉛筆画が大きくプリントされており、欄外に短い詩と、ページ数の代わりにアルファベットが振られています。
 絵をよく見ると、扉や出入り口に封蝋が飾られており、その封蝋内に描かれたアルファベット文字に応じて、他のページにジャンプできる、という仕組みです。


 最初の内は、好きなようにページを繰り、どこか妖しい、謎めいた世界を楽しみながら渡り歩きましたが、そのうちに「行き止まりの世界」とも言うべきページの存在に気づき、そのページに辿り着かないように封蝋を選び始めると、同じページを行ったり来たりしていることに気づきます。


 出口は、どこにあるのだろうか?


 迷いに迷い、結局「不思議な地図 ネタバレ」で検索し、どうすれば良いのかを教えてもらい、無事に脱出できました。
 冒頭にも記載しましたが、雰囲気重視の作品です。
『ICO』や『ワンダと巨像』の世界観を、目的もなくふらふら歩き回って楽しめる方は、けっこう楽しく遊べそうな気がします
 秋山自身は、ページをめくるたびに「この部屋は、何なんだろうなあ。あ! ここに、これが落ちてるってことは……」と、想像力を働かせたりして、わりかし楽しく読みました。


 謎を解いて脱出するぞ!
 と言うより、奇妙な世界を楽しみながらさまよい歩き、飽きたら元の世界に戻りたい。くらいのテンションで挑むと、ちょうど良いことでしょう。


イラストがきれいだった! でも、ちょっと分かりにくかったかな。ちょっと文章が詩的すぎた。突然、謎が出てきてびっくりした

なんて言うか、導線が薄かったよね

うっすい、うっすい。薄い味噌汁みたい

それ、ぼくの味噌汁をディスってる?

あっきーのは、むしろ濃いよ


謎解きアドベンチャーBOOK 不思議な地図 ~26の世界~

謎解きアドベンチャーBOOK 不思議な地図 ~26の世界~