雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ドイツゲーム市場に羽ばたいた日本のボードゲームたち


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 皆さん、こんにちは。秋山です。
 2018年10月25日から28日にかけて、ドイツはエッセンにてシュピールというアナログゲームの大型イベントが開催されました。この記事では、エッセンシュピールの会場で、秋山が見掛けた日本を出自とするボードゲームを紹介させていただきます。

はじめに

 と、大上段に振りかぶっておいて何ですが、今年はいろいろと慌ただしく、10月25日(木)の1日、それも半分くらいしか参加できませんでした。
 可能な限り回りましたが、見逃したブースも多く、漏れているところもあるかと思います。ここに挙げられていない作品に関しては、やさしくお教えいただければ幸いです。
 そんな感じで、若干及び腰になりつつも、早速、参りましょう。

ヤポンブランド

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 まずは「自作ゲームを引っさげて エッセンに行きたいか~!」のキャッチフレーズでも知られるヤポンブランド
 健部伸明氏を筆頭に、海外のパブリッシャーと交渉できるスキルと人脈を持ったメンバーを有し、ゲームを海外まで輸出する流通のコネクションも持っている一般社団法人で、出展者全員で協力してエッセンに日本のゲームを共同出展しています。
 共同出展という形式上、メンバーは毎年変動しますが、ここ数年ですとカナイ製作所、OKAZU brand、カワサキファクトリー、BakaFire Party、Manifest Destiny、アナログランチボックス、するめデイズ、新ボードゲーム党などの団体が参加しています(順不同)。
 今年は、既にゲームマーケット等で販売され人気を博している、あるいはゲームマーケット2018冬が日本では初売りとなる計17のゲームが販売されました。


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 ヤポンブランドに関しては、秋山も通訳やインストに協力という形で、携わらせていただいていますが、大きな可能性を秘めていると感じています。
 最近の成功事例としては、新ボードゲーム党 佐藤雄介さんの『タイムボム』が挙げられるでしょう。Schmidt Spiele(シュミット)から『Tempel des Schreckens』というタイトルで、Ielloからはそのまま『Timebomb』というタイトルで、また他にもクトゥルフテーマやSFテーマで、全世界の様々なパブリッシャーから発売されています。日本国内でもアークライト版が出ていますしね。
 最近では、ゲームマーケットにも海外からバイヤーが来ているので、英語ルールを同梱しておけば世界に発信できるチャンスがありそうですが、発展性や契約関係の難しさを考えると、ヤポンブランドのちからを借りた方が、様々なメリットがあるのではないでしょうか。
 デザイナの方で興味を覚えた方は、コンタクトしてみてはいかがでしょうか。

オインクゲームズ

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 続いては、国内でもライト層を中心に絶大な人気を誇っているオインクゲームズ
 確かオインクゲームズは、ドイツ法人を設けていて、かなり本格的に海外展開をされています。エッセンでも、いつものきれいなブルーのTシャツを着たスタッフが何人もいて、各国の言語に対応している様子でした。

ホビージャパン

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 国内でホビージャパンと言うと『ドミニオン』や『7Wonders』、『パンデミック』などの日本語版をリリースしている会社。というイメージが強いかもしれませんが、近年は『ダイスエイジ』や『老子敬服』などの日本人デザイナの作品も出されており、エッセンではこれらのタイトルを発表していました。
 海外のゲームを日本に持ってきて、日本のゲームを海外に持っていく、素晴らしい取り組みです。

TOKYO HIGHWAY

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 昨年、ITTENさんがエッセンに持ち込んだ『TOKYO HIGHWAY』は、信じられないほど躍進を遂げていました。
 うずたかく積まれた大箱に、展示された巨大サイズのプロモ版。購入者に渡しているのであろうパッケージがプリントされた紙袋を、持っているひともけっこういました。

ペーパーテイルズ

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 I was game『ヴォーパルス』のリデザイン『ペーパーテイルズ』が昨年のエッセンで発表されましたが、今年は拡張がリリースされていました。

ダイ公望

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 マーチヘアゲームズの『ダイ公望』も見つけました。
 事前知識がなかったので見つけた瞬間は驚きましたが、良いゲームであることは知っているので、大々的に展開しているのを見ると嬉しくなりますね。

パーフェクトホテル

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 JUGAME STUDIO『パーフェクトホテル』のWhite Goblin Games版です。このゲームは、昨年のヤポンブランドで共同出展していたゲームのひとつなので、もしかしたら昨年の活動がきっかけで繋がったのかもしれません。
 余談ですが、昨年、JUGAME STUDIOの大ファンだというスペイン人の方と再会しました。ヤポンブランド版を持っているはずですが、このWhite Goblin Games版も購入されたらしく、こちらはスペイン語ルールも含まれているみたいで、ご友人の方々と遊ばれるときは、主にこちらを使っているとお教えいただきました。感動です。

大航海時代

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 こちらも、まったく事前知識がなかったので驚きました『大航海時代』です。
 日本でも人気のあるゲームなので、ちょっと納得です。

ジャパニメゲームズ

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 主に日本産のゲームを手掛けている、アメリカのジャパニメゲームズも出展していました。
『たんとくおーれ』、デッキ構築を知った頃は、秋山も死ぬほど遊びましたが、最近はちょっとご無沙汰。エッセンでは、まだまだ人気でした。

ポケットモンスター

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 昨年に引き続き、今年もピカチュウの帽子が配られていました。けっこうかぶってるひとが多く、ポケモン人気の高さが窺えます。
 配っている場所は発見できませんでしたが、イーブイ版もあったみたいで、こちらもピカチュウほどではなかったですが、かぶってるひとがいましたね。

撮影し忘れたブースについて

 ここら先は、申し訳ございませんのコーナーです。
 TOKYO HIGHWAYは撮りましたが、肝心のittenさんのブースは撮影し忘れていました。
 その他、冒険企画局、グループSNE、どうぶつしょうぎ。お馴染みの方々ですが、後で戻ろうと思ったまま失念してしまいました。
 また、ゲーム単体で言うと『ラブレター』『タイムボム』『桜降る代に決闘を』も見掛けましたことをご報告します。
 そして、なんと言っても『囲碁』! 今年も、そこそこの広さのブースがあり、興じているプレイヤがけっこういました。

Moaideas Game Design

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 最後はおまけで台湾のMoaideas Game Design
 交響曲第九番はパッケージが、目を引きますよねえ。こちらの格好良さに気を取られて、写真では見切れていますが『チューリップ・バブル』のポスターも見えていますね。

おわりに

 途中から少し駆け足になりましたが、エッセンシュピール2018で見つけた日本を出自とするボードゲーム、でした。
 現地をご存知の方は自明かもしれませんが、エッセンシュピールの顔であるホール3は、ほぼドイツゲーム一色です。日本をはじめとするアジアなゲームは全ホールをくまなく歩き、探そうと思って目を凝らしていないと、そもそも見つけられなかったりします。もっともっと、日本のゲームが世界に出ていくと良いなと感じます。
 さて、次回はどうしましょうかね。広い視点から、目を引いたプロモーションや面白そうな展示を紹介することにしましょうか。次回もお楽しみに!