雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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再前転する土曜日

Fate/stay night』プレイ中。二時間掛けてようやくプロローグ終了、なんて長さでしょうか。それに動作がやけに重いです。不審に思って要求しているスペックを確認してみれば、CPUもメモリも必須の半分以下でした。動きがカクカクなのに加え、ディスプレイがすぐ斜め四十五度チョップを必要とするほど乱れるので、プレイアビリティが最悪。まさに苦行ですね。
トリニティブラッド』の著者、吉田直氏が逝去されたようです。高校生時代に愛読していたシリーズで、最近やや手が離れていたもののまた改めて読み直したいなと思っていただけに残念です。ご冥福をお祈りいたします。
 昨日、中古屋で買ってきたKLUSTER『KLOPFZEICHEN』『ZWEI-OSTEREI』を聞きながら作業。『ファウスト』第三号の感想を。西尾維新新本格魔法少女りすか 敵の敵は天敵!」相変わらず、西尾維新は『ファウスト』における自分の役目をよく分かっていると思った。他の作品に比べ自己主張の度合いは格段に少なく、エンターテイメントに徹しているその姿勢は、作品を深読みするまでもなく単純に楽しめる。特に今回は、主人公の嫌味度がいくらか減じているので楽しく読めた。西尾維新零崎軋識の人間ノックりすかの出来が良かったのに対し、おざなりな感じがある。それほど本筋に重要とは思えないエピソードに、明かす必要があったとは思えない謎。キャラ萌えで読んでいる読者へのサービスか。奈須きのこ「DDD JtheE.」新伝綺三人組の中では一番、完成度が高いように思えた。延々と事実を遠回しに語るのには閉口したが、最後に連続して明かされる謎は面白かったと言える。原田宇陀児「サウスベリィの下で」まるっきり面白くなかった。肩は張り過ぎているし気取りすぎてもいる。数少ない登場人物でよくこれだけ書いたなと感嘆はするがそれだけ。元長柾木「ワールドミーツワールド」期待していたほどに面白くはなかった、と言うかこれは未完成。枚数を指定されていたのだろうか、仮に無制限であれば最後を駆け足でおろそかにすることもなかったと思う。舞城王太郎「駒月万紀子」後に刊行される奈津川シリーズ三作目の予告編だろうか。単体でも楽しめたが、早く本編が読みたいと思わせてくれた。滝本竜彦ECCOそういう展開で来るのか! と。下手に続かせないほうがいいと思っていたが、こういう方向性で来るのならば全くもって構わない。むしろ積極的に挑戦していってほしい。佐藤友哉「虹色のダイエットコカコーラレモン(短縮版)」この結末はいつかやるだろうと予測はしていた。単行本化の際に短縮版という言葉は除かれるのだろうか。総論としては期待していた佐藤友哉元長柾木がそれほどではなく、西尾維新奈須きのこが意外に面白かったという読み始める前の予想とは逆の結果に落ち着いた。年三回の定期刊行ということは、第四号は11月だろうか。