雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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1340『百物語の百怪』

百物語の百怪百物語の百怪
東 雅夫

同朋舎 2001-07
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 三津田信三が手掛けたホラージャパネスク叢書に、東雅夫による百物語評論。これは読まねばなるまい! と意気込んで読んだのだが全百章という一風変わった構成が返って読みにくさを助長しており、それなりに面白かったのだが、なんだか不完全燃焼感が残った。
 やや残念だったなと思いながら、ふと幻妖ブックブログを見たらつい数時間前の更新で以下のような記事が上がっていた。

 『百物語の怪談史』は、2001年7月、同朋舎の〈ホラージャパネスク叢書〉の一冊として刊行された『百物語の百怪』の改題文庫化である。
 ただし……例によって例のごとく(笑)、たんに右から左へ文庫にダウンサイジングするわけではない。

 単行本版は無理矢理、全百章の構成としたために、いささか統一感に欠けるというか、通読した際に全体の構成が分かりにくい憾みがあった。
 そこで今回は、思い切って全百章構成を排し、アンソロジー+論考+ブックガイドから成る本書の特質を、より明瞭に打ち出すべく、構成を改めた。
 特に後半の「近代文学史と百物語」と「百物語本クロニクル(現代篇)」のパートは、単行本上梓後に判明した新事実・新資料を多数盛り込んで大増補・大改訂の嵐(笑)、面目一新しているはずである。どうか御期待のほどを。
http://blog.bk1.co.jp/genyo/archives/2007/05/post_943.php

 な、なんてことだろうか……(呆然