某エントリのブックマークコメントを眺めていて「お」と思ったことがあります*1。
crow_henmi 千冊読んでやっとSFファン、イベントに参加してやっとファンダムの一員。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/gern/20070724%231185309707
後半は意味が分からないのでスルーします。問題は前半。
これ、ニュアンス自体は分かりやすいですよね。1000冊もSFばかり読んでいれば、それはもう押しも押されもしない立派なSF好きでしょう。けれど、別に読んでいる冊数が100冊であろうと、10冊であろうとSFが好きであると公言して、SFファンを自称して構わないと思うのですよね。って言うか、1000冊読まないとファンを自称することが許されないなんて言い出したら、もうそんなジャンルは死滅してしまっていいと思いますけどね(大体、誰に許されなければならないというのか……)。
とは言え、文字通り1000冊単位でSFを読んでいるコアなファンと言うか、ファンのなかのファンを呼んだり、紹介する必要に駆られることもありますよね。で、そんなときに用いられる言葉がSFのひと、ではないのかと思い至りました。
SFのひと、ミステリのひと、幻想のひと、ライトノベルのひと、ジュヴナイルポルノのひと……○○のひとというのは、秋山にとってわりと馴染みのある表現で、よく使いますし、使っている場面に遭遇することがあります。しかし自分で使っておきながら、実はその意味や使い方をよく知りません。なんか色んなひとが使っているから自分も使ってみようぐらいの気持ちです。で、うえのコメントを見て、もしかしたら○○のひとというのは、ファンの代替語として用いられるようになったのかなー、と思った次第。
あるいはファンが自称であるのに対し、のひとは他称なのかもしれませんね。
*1:以下のコメントはid:crow_henmiさんの意見か、id:crow_henmiさんが某エントリを要約したのか、どちらかは分かりません。以下は単にこの一文から感じられた印象を述べているだけで、別段、id:crow_henmiさんを批判しようとかそういう意思はありません。念のため。