雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

森博嗣『キラレ×キラレ』

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)

 面白かったー。個人的にはS&Mシリーズと比肩しうる森博嗣の代表シリーズ作になりそうな予感がするんですけれど、どうでしょう。感想はこちら

まず謎が魅力的だ。満員電車の中で事件をおこす切り裂き魔。果たしてなんの目的で、どのように犯罪を犯すのか? その謎の設定が実に秀逸で、物語全体を牽引するちからがある。次に展開。主人公が探偵であるため、本書はハードボイルド的な展開を持っている(とは言え、警察に頭を下げていたりするので、ネオ・ハードボイルドに近い)。少しずつ明かされる謎に、思考の鋭さを感じさせる会話、そして意表を突く真相。

 以下、感想リンク。実際に見て回ると賛否両論のようですね。うーむ……。

 好印象だったけど事件が何だか時代錯誤的だったイナイ×イナイよりとっつきやすい感じになってます!!なかなかミステリィ的なドキドキ感もあった。

http://aoinoue515.exblog.jp/6901864/

 イナイ×イナイでは「このシリーズにはハマらないだろうなぁ」と感じていたが、今回の作品でハマってしまった。
 小川さんかわいいし。

http://blogs.yahoo.co.jp/horogusa2501/2259406.html

このシリーズって、相変わらずの森ミステリィなので新鮮味はイマイチ無いかもしれません。謎から真相への構築は理論的なのですが、真相にビックリしないんですよね。読んでいるときにはそれなりに面白いのですが、記憶に残るかどうか・・・^^;

http://blog.goo.ne.jp/min_from_p-j_tsuusin/e/ba02c6387a219232e11d84c3e776618a

ですが、本格ミステリーからはドンドン離れてます(泣)真相についても、推理できたかできなかったかと言うよりも、「ああ、まあ、ありえなくもないかな・・・うんうん」って感じで、私好みではありませんでした。

http://boxing-mania.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_5a79.html