雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

渋谷ゲーム会20110225

 新宿渋谷近辺でボードゲームが気軽に遊べる適当なスペースはないかのう。と、探していたときに見つけたのが、多目的レンタルスペース、道玄坂カフェ。早速、リッチーと2人で行って参りました。
 ちょうどファンタシースターポータブルやモンハンの大会の開催日だったらしく、お店に行くと「PSPですか? モンハンですか?」と聞かれてドキドキ★マギカ。ちょっと2人でボドゲしたいだけなので、隅っこの席を使用させて下さいとお願いして、広めの2人用卓あるいは狭めの4人用卓にお通し頂きました。時間が経てば人数が増えるのかなとも思っていたのですが、最後までゲームをやっている方々は10人くらいで、他のテーブル席も埋まらなかったので、店内は比較的静か。席料1000円にワンドリンク500円と、イエサブと比較すると3倍近いお値段ですが、空間には余裕があり、店内も静かなので、大変快適。やや駅から遠いのを除けば、とても良いお店でした。
 後、今回は試験的に成績をメモしておきました。

ベーカーストリート


 ベーカー街で探偵が証拠を集める! と言う題材だけは、とても面白そうな2人対戦用ゲームを初プレイ。
 基本的に2人でゲームをプレイするときは、面白くなさそうなものから着手して行くのですが、これは果てしなく微妙でしたね。好意的に評価すれば、記憶ゲーとしてプレイするひとは、各山に効果的に自カードを配置して行って、効率的に山の中から証拠カードを拾い集めて来られますし、度胸ゲーとしてプレイするひとは、深いことは考えず覚えず、とにかく気合でビッドで勝ちまくれば証拠カードは手に集まってきます。複数の勝ち筋があるゲーム、と言えるかと思います。
 しかし、実際には、ビッドや数並べ、3つか4つくらいの要素を足し合わせて、5で割っちゃったようなゲームで、なんとも散漫かつ薄い印象でした。ルールも複雑で、インストも大変ですし、うーむ。
 最終的にはリッチーが証拠カードを7をすっ飛ばして一気に8枚並べて勝利。秋山も6枚まで行ったのですが、後1枚の壁が分厚かったです。

ブロール キャットファイト


 プレイヤひとり分のデッキを手元に持ち、とにかくプレイして行って最終的にポイントを稼いだひとが勝つ2人対戦用ゲーム。初プレイ。
 ルールを読んだときは、トランプのスピードに近いなあと感じ、これは白熱するのかもと思いましたが、案外、そうでもなかったですね。結局、プレイ出来るのが、山札から引いた1枚か、捨て山のいちばん上にあるカードなので、選択の幅が極めて制限されているのですよね。出来ることも限られているので、最適解が導きやすく、ほとんど頭を使わずに淡々とプレイ出来てしまいます。
 各キャラによってデッキに特徴がある……はずなのですが、シャッフルの加減によって、運が悪いと、そのデッキの実力が遺憾なく発揮されないので、まったくもって不完全燃焼。
 プレイ後「手札を3枚まで持てるのはどうか?」という提案が、どちらからともなく出ました。確かにリバースやダブルと言った、ゲーム終盤で使った方が効果的なカードが、山札の1番上にあっても、なんら意味を持ちません。後で使いたいカードをキープしておく、これが出来たら劇的に面白くなりそうな予感がなくはないです。今度、試してみたいと思います。
 成績は、3ラウンドやって、秋山が全勝しました*1

ドラキュラ


 ドラキュラ伯爵とヘルシング教授が、ひとつの街を舞台に激突する2人対戦用ゲーム。初プレイ。
 これは面白かったですね。じゃんけんで負けてリッチーがヘルシングを選択したので、秋山はドラキュラをプレイしたのですが、吸血鬼ハンターと戦いながら、犠牲者をカプカプ噛んで行って、その後には吸血鬼を配し、ヘルシングの追跡を退ける……。バリケードを効果的に配置し、十字架を避けながら、逆にヘルシングが踏みそうなところにアミュレットを仕込んでやったり。
 記憶ゲーとしての側面もありますが、わりと行動カードで捻じ伏せられるので、どちらかと言うとブラフゲーに近いかしら。ある程度、慣れは必要ですが、わずか12マスという広くも狭いフィールドを舞台に、ドラキュラとヘルシングが激突するという雰囲気は上手い具合に演出されているように感じました。面白かったので、ボドゲ好きのひととだけでなく、吸血鬼好きの方ともプレイしてみたいですね。
 最終的にはバリケードヘルシングの身動きをガチガチに縛り、アミュレットを踏ませて、最後のエネルギーマーカーを奪い、秋山が勝利

ヒュドラ


 2人〜4人用のタイルゲー。初プレイ。
 これも面白かったですね。ルール自体は極めてシンプルなのですが、山札の底に眠っている卵が、天使の卵か悪魔の卵か分からないことと、それを1人ないし2人だけが透視できるというルールが、ちょっとしたアクセントになっています。
 アクションカードの中には、席を交換するという大掛かりなものも含まれているので大逆転も、十二分にありえます。と言うか、慣れた頃には、この大回転があることを前提に、タイルを配置したりしていました。2人でも充分に面白いですが、これはやはり4人プレイが、いちばん面白いでしょうね。透視した2人がいかに同盟を組むのか、組まないのかがポイントになりそうです。機会があれば、すぐにでもやりたいですねー。
 点数は下記の通り。

プレイヤ 1回戦 2回戦 3回戦 結果
秋山 +2 −5 +4 +1
リッチー −4 +4 −4 −4

 2回戦目は悪魔の卵をMogMogしてしまい負けましたが、1回戦目と3回戦目では天使の卵を獲得して、最終的には勝利。結局、一度も透視できませんでした……。

はやぶさ君の冒険


 はやぶさ君をイトカワに派遣し、地球へ帰還させるまでをゲームにした協力型ゲーム。
 このゲームは、過去に2回、4人でプレイしたことがありましたが、初めてのプレイでは、イトカワでの採集に成功したものの地球に戻って来られず、2回目のプレイでは、そもそもイトカワに辿り着くことすら出来ませんでした。
 今回は初の2人プレイ、さらに難易度も最低ランクに下げて挑戦。致命的にダイス運が悪く、イトカワの難易度を下げるアクションカードにはダイスで6の目が出たりして成功しているのに、肝心のイトカワイベントでは1の目だったりして失敗で涙目でした。しかし、ダミープレイヤが、さくさくとトラブルカードを落として行ってくれたので、トラブル連鎖に巻き込まれることもなく、なんとか地球に帰還させることが出来ました。3回目のプレイにして、ついに、はやぶさ君を地球へ戻してあげることが出来たわけです。うーん、感激。
 でも、あっさりクリア出来てしまうと、今度は、もっと高い難易度で戻してあげたいなあと思ってしまうふしぎ。プレイ中は「もう、トラブルカードはいや〜」と悲鳴をあげていたと言うのに。

終わりに

 計5作プレイ、その内、初プレイは4作。
はやぶさ君の冒険』は、やはり鉄板で面白いですね。意外に良かったのが『ヒュドラ』。これは4人でやってみたいです。後『ドラキュラ』も面白かったですね。若干、時間が掛かるのが難点ではありますが、2人対戦用ゲームとして、プレイしやすいところに置いておいてあげようと思います。

*1:3対0、1対0、3対0でした。