東北系ライトノベル書店員として、若手No.1の活躍を誇るトランペさんが上京されると言うので、その迎撃のためにボドゲ会を開催させて頂きました。文字通り迎撃するために……ぐふふ*1。
お昼は、かんだやぶそばで、信じられないくらいに美味しいお蕎麦を頂いて、その後、徒歩で秋葉原のイエサブに移動。参加者はUBさん、たすきさん、トランペさん、もちころさん、かしゃさん、そして秋山の6人です。
ハゲタカのえじき
最初のゲームは『ハゲタカのえじき』。少し前に、初心者にオススメのゲームを教えて下さいとお願いしたところ、けっこう多くの方が『ハゲタカのえじき』を挙げられて、どうしてやろかー? と思いながら、半信半疑で持ち出してみましたが、プレイし始めてなるほど納得。インストが容易であることと、ワンプレイが短いことが最上のポイントですね。
秋山自身、感じ入ることですが、どんなゲームにおいても最初のプレイにおいては、ゲームの肝要が掴めず、どうしても手探りになってしまいます。長く重いゲームであれば、プレイしている最中に曖昧ながらも掴むことが出来て、熟練者にキャッチアップ出来ますが、短く軽いゲームの場合は、むしろ何度かプレイを繰り返すことで習熟できるかなあ、と。今回もまさにそんな感じで、最初は皆さん手探りでしたが、最後には、けっこう楽しんで貰えたかなあ、と。
大道芸人
ルールのシンプルさでは、これも良いであろうと出番を与えてみました『大道芸人』。UBさんが、かしゃさんを迎えに行ったので4人でプレイ。
前回は3人だったので、あまり多角的なプレイは起こらなかったですが、4人になると広がりが出ますね。前半はトランペさんが効果的に得点を稼いでいましたが、秋山とたすきさんの2人で「トランペさんを阻止せよー」とお互いの客を奪ったり奪い合ったりしている間に、もちころさんが着々と客を確保していました。もちこーぅ!
ペンギンパーティ
かしゃさんが合流されて、6人になりました。トランペさんが「この卓だけ女性率異常ですよ」と指摘されたので周囲を見回してみると、なるほど確かに。思い返してみると、ボドゲ系のオフ会で女性を見かけることって少ないですね。いや、水曜日の会は多かったような気がします。うーん、あまり気にしないからなあ……。
そんな感じで、6人でペンギンパーティ。さらりとインストを済ませて、3回か4回くらいプレイしたかしら。これは面白かったですね。最初の1ラウンドを終えて、失点チップを渡したところで、このゲームの狙いを理解された方が、2ラウンド目以降では、積極的に黒いプレイに興じていました、誰とは言いませんが*2。
レッドノベンバーを救え!
本日のメインとして考えていた一品。沈みゆく潜水艇から脱出を試みる協力型ゲーム。初プレイ。
四苦八苦しながら騒々しい店内でインストを行い、ゲームスタート。
いやあ、これ、6人プレイだと至難ですね。修理の担い手が増えるというメリットよりも、トラブルカードが引かれる回数が増えるというデメリットの方が高いです。ウォッカの重要性を、誰も理解しておらず、終盤はウォッカ部屋に閉じ込められた秋山が身動き出来なくなっている間に、艦内がどんどん燃えてゆき「もう駄目か!?」と思ったタイミングで浸水が発生し、消火。
そんな感じで、けっこう終盤まで進められて「仲間を見捨てて、ひとり逃げ出そうぜ!」と騒ぎ始めたタイミングで、艦内温度上昇が3回連続くらいで引かれてしまい沈没。憐れレッドノベンバー号……。
やたら重く、時間が掛かったわりに、終盤の終盤で沈没エンドを迎えると、切ないですね。
ストレイシーフ
『レッドノベンバー』が重かったので、ひとつ軽いゲームをやるかと、久々に『ストレイシーフ』です。
ネット上では「革新的、会話ゲームの新しい形」から「これはゲームと言えるのか?」なんて過激な表現が飛び交うほど賛否両論な『ストレイシーフ』ですが、秋山は、別に嫌いじゃないですよ。熟練者とプレイしたいとは思いませんが、普段からボドゲを親しんでいるわけではないひとと、気軽にプレイするのには適していると思います。
そんな感じで、漫ろにプレイ開始。思った通り、トランペさんやもちころさんから「どっちが上でどっちが下なんですか」と勝つための秘訣を探るためにルール確認が入りますが「まあ、好きなようにプレイして下さい」とブン投げ。たすきさんは「とりあえずやればいいんだよ!」と、早々に、このゲームの魅力を理解した様子でした。
「初手シーフは鉄則」「じゃあナイト」「いや、きっとこれがシーフ、だから今こそナイト」「この列も構ってあげようよ、ノーブル」とテキトーな感じでプレイして言って、1列丸々ノーブルだったりしたときの爆笑。いやあ、やっぱり、これは面白いですよ。
ダビデとゴリアテ
トリックテイキングゲームで、マストフォローなカードゲーム、と言えばいいのかしら*3。初プレイ。
ルールを読んだときは、いかに少ないカードをプレイして、各色を2枚以下に抑えながら、点数を稼ぐかがポイントのゲームだと思いましたが、存外に難しいですね。実際、秋山は紫の14と15、青の14と15を獲得したときは「勝った! 第三部完!」と思っていたのですが、終盤、トランペさんに3枚目の紫を食べさせられて悶絶でした。最終的には、とにかく強いカードを出して勝ちまくったUBさんとたすきさんが良い勝負をしていました。これは、もう少し遊んでみて研究したいですね。
ゲシェンク
飲み屋に移動する前に、軽いゲームをもうひとつという訳で『ゲシェンク』をプレイしたい! とUBさんが主張。
さくさく説明してプレイ開始。……したのですが、たすきさんの、会話とその場の雰囲気を最重視するプレイによって荒れる荒れる……たすきさん、このゲームはカードを集めるゲームじゃないんだYO(><)
他にも、チップを使い果たしたらしいかしゃさんが、血まみれのカードを引き受けたり、カンチャン待ちのUBさんにカードを渡さないために、苦渋の選択をしたり*4、いつも通り面白かったです。