前回、前々回は諸般の事情によりお休みだったので、久々のボドゲオフでした。
と言うわけでプレイしたゲームを順々に紹介でも。
クク21
すごろくやさんがリメイクした『クク』。数字が1から21なので、5くらいの数字が驚くほど弱かったり、恋人や式典といったオリジナルのカードが加わっています。大きめのカードには、しっかりとルールが記載されているので、カードをめくってから「これなんだっけ?」と悩むことが少なく、さくさくプレイ度が向上しているように感じました。
よく出来ているし、これは手元に持っていてもいいかもです。
ゆっくりあん
時間調整代わりに軽く出来る作品として、久々に『ゆっくりあん』。
ブラフ系のゲームに慣れているひとが、わりと戦略的に運の悪いカードを引いてしまったひとを落としていったら、最後は秋山と澤村さんの一騎討ちで、あっさり負けました。強かったわ〜
惨劇RoopeR
ここ数週間、ずっとずっと遊びたいなあ! と思っていた作品。
うさみさんが脚本家*1として、複数のルールから構成される舞台を整え、それに対して、かさいさんとW.D.さんと秋山の3人で、惨劇に挑みました。系統としては『スコットランド・ヤード』のように、犯人役が探偵役を翻弄するタイプの作品でした。
4つのボードが配置され、そこに計9人の登場人物が待っています。分かりやすいように言葉を作りますけれど、各登場人物は「表の顔」「裏の役職」「犯人としての顔」の3つの属性を持っています。「表の顔」としての能力はカードに記載されていて、その登場人物と親交を深めることで、能力を発動させることが出来ます。より、優秀な能力ほど、発動条件が厳しく、時間を掛けて親交を深める必要があります。「裏の役職」というのは、脚本家によって配された、シナリオ毎に異なるものです。人狼で言うと、ヨアヒムはいつも青年ですが、ゲームによって村人だったり人狼だったり狩人だったりするようなものです。役職毎に特殊能力を持っていて、他の登場人物を不安にさせたり、殺したりします。「犯人としての顔」というのは、言わばもうひとつの役職です。「裏の役職」が最初から最後まで通して効果を発揮するのに対して「犯人としての顔」は、あるタイミングで、不安チップが多く置かれている場合、不安に駆られて事件を起こしてしまうというものです。たとえば病院で感染事故が起こって、その時点で病院にいる登場人物が全員、死亡したり、不安に駆られた登場人物が自殺したりしてしまいます。
プレイヤの目的は、限られたループ回数の中で、敗北条件を満たさないことです。そのために、複数のループの中で、各登場人物の「裏の役職」と「犯人としての顔」を見抜き、そこから惨劇を発生させているルールを見破り、事件の発生を未然に防ぎ、この舞台に惨劇が訪れることを回避しなければならないわけです。
具体的なゲームの流れを、ここに書いてしまうと、同じシナリオで楽しめなくなってしまうので明言は避けますが、まあ、楽しかったです。
以前に『ホワイトチャペル』という『スコットランド・ヤード』的な作品をやったときも、最初の内はジャック・ザ・リッパーの隠れ家の行動や隠れ家がまるで分からず、しかし、幾つかの夜を経ることで、だんだんと足跡を掴み、隠れ家を絞っていくのが楽しかったですが、このゲームも複数のループを経る中で、登場人物の「裏の役職」を少しずつ暴いていったり、犯人を突き止めたり、ルールを絞り込んでいくのが面白いゲームでした。
残念ながら最後まで惨劇を阻止することができず、その上、最後の挑戦という、全登場人物の役職を、ひとつ残らず的中させることができれば勝利! という場面において、まさかの役職勘違いで外して敗北しました……。
しかし、面白いゲームは負けても面白いゲームで、いやはや、素晴らしい作品でした。
他に類を見ない、斬新なゲームが生まれることは素晴らしいことです。
CADAN
ゲームマーケットで買った作品。持っていったので軽くプレイしました。
まあ、インストが容易で、気軽にプレイできる良い作品ですね。
托卵
時間調整に、ゲームマーケット新作をもうひとつ。
トロワ
長時間ゲーム大好きゐんどさんが持参した『トロワ』。ダイスを使ったワーカープレイスメントというわけで、前から気になっていたのでプレイできて良かったです。
勝ち筋が複数あるゲームで、さらに最初に「自分だけの固有の得点条件」が記載されたカードが裏向けに配られ、そのカードに記載されている条件を満たすことで、追加の得点を獲得するという仕掛けがあります。この仕掛けによって、他のプレイヤとプレイの方向性が競合することなく、上手い具合に住み分けすることが出来るのが面白いなと感じました。
秋山は特殊カードの上に、ワーカーをいっぱいプレイスすれば追加特典が得られるというものだったので、惜しみなく影響力を消費してワーカーを確保しては、寂しい懐を叩いて特殊カードの上にワーカーを配置しまくりました。自分のダイスの確保や、イベントの処理、入手した特殊カードの使用もすべて無視して、とにかくがむしゃらにワーカープレイスメントに邁進しました。
結果、確か澤村さんに負けて2位だったかな?
それなりに得点は得られましたけれど、面白かったかと言われると、正直、微妙感は拭えません。
というのも、前述の通り、ワーカー駒を配置することに一生懸命になるあまり、せっかく入手した特殊カードを、ほとんど有効活用できなかったからです。やはり、この手のゲームを、必要なダイスを狙って、効果的に特殊カードを獲得して、どんどんイベントを処理して、勝利点を稼ぎたくなりますよね、心情的に。特殊カードを重視するあまり、中盤、ダイスが2個しか振れなかったときは涙目でした。やっぱり、ダイス、振りたいじゃん!!
幾つかルールミスもあったので、また次に機会があれば、プレイしたいですね。
9Tours
ゲームマーケット新作。
これも、せっかく持参したのでプレイしました。まあ、それなりに楽しんで頂けたかしら。
人狼
プリンスでした。相方のライカンは愛咲さん。
初日に、まちこさんがえむいさんに黒出し占COして、レトスさんがコモリさんに白出し対抗占CO。占2COで片方が黒出しなら、とりあえずえむいさん吊りで安定だなと思っていたら、麻由さん、えむいさん、侑玖さん、レトスさん、えそらさんあたりが、まちこさんを指していて、さらに決選投票の結果、吊りはなしになったので「あー、はいはい」という感じでした。
夜明け後、多少、パワープレイかなあと思いつつ、まあ、でも今回は狼が5匹もいるし、さくさく処理していかないとなと思って「夜の場面で、まちこさんは動きがダイナミックなので」とか適当なことを言って支援。銀河系最強の思考は絶対的真実だしとかいう思い込み、我ながら怖いですわ。でも真理だし。
その後、まちこさんが襲撃されて魔女化爆発が起こって、今回のQBは、かねぴーさんの活躍を知らないひとなのかなあと思っていましたが、リッパーさんの口から、レトスさんに白出しされたえそらさんではなく、愛咲さんあたりが怪しいのではないかという指摘が出て、心中「セオリーに乗って来ましたねー」と。リッパーさんの言説は説得力あるので、愛咲さん落ちたなと思いましたが、ここでプリンスCOして庇っても、愛咲さん落ちは確定なので、後は愛咲さんにプリンスCOして貰うか、吊られて魔女化爆発でリッパーさんを共連れにして貰えばいいかと看過。
その後、まちこさんの相方占い師いわしさんがCOして、順調に白が増えていって、プリーストとハンターも考慮したら、そろそろFOできるなと思ってプリンスCOしようと思っていたら吸血鬼W.D.さんに噛まれておしまい。今回は久々に村人陣営でしたが、それなりに仕事したかなー。