雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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第32回「謎マジック」レポート

 御器所在住の和樹さんが主催しているゲーム会。
 会の名前にマジックの文字が入っていますが、秋山が参加するようになってから遊ばれているのは、見たことがありません。わりと時間通りに全員が集まって、時間を揃えて、シャッフルを意識しながら遊ぶ、かためのゲーム会ですね。

サンクトペテルブルク

(インスト含むプレイ時間:2時間)
 参加者が一名遅刻で、軽く遊べるゲームはいかがでしょうかということで『サンクトペテルブルク』が立ちそうだったので挙手しました。有名なゲームですが、実は遊んだことがなくて、そして、全然、軽くなかったです(笑
 ゲームは場に並んだカードを順番に購入していって、ラウンドが終わるたびに決算フェイズが発生し、収入や勝利点を獲得します。序盤に購入できれば、それだけ稼働数が増えるのが特徴です。人気が高く、コアなファンが多いのも納得の濃密さで、極めて面白かったのですが、ちょっと苦手な部類ですね……。ちょうど前々日にプレイした『ラブレタートゥーレディラック』と同様に、いつから狙いを収入から勝利点に切り替えればいいのか分かりにくく、追い上げが難しいと感じました。後、個人的には、延々と拡大再生産をするのが好きなので、ちょっと性格と合わないですね。
 でも、面白いゲームであることは間違いないので、機会があれば、また再戦したいですね。と言うか、買ってもいいなと感じています。でも、苦手……。
(ACEさん97点、アリタさん91点、まるさん76点、秋山70点)

カヴェルナ

(インスト:50分、プレイ時間3時間30分)
 ウヴェ・ローゼンベルクが『アグリコラ』のリメイクとして発表した、最新のワーカープレイスメント。ルールはおろかタイルもすべて英語の状態だったので、全員でルールを読んだりして頑張りながらプレイしました。
 ゲームとしては『アグリコラ』同様に、ドワーフ駒をメインボードに派遣して、そこに書かれたアクションを実行し、ドワーフを強化したり、畑を耕したり、森を開墾したり、洞窟を掘ったり、部屋を作ったり、鉱石を発掘したり、麦や野菜を植えたり、動物を繁殖させたり、とにかく非常に非常に忙しいです。
 やりたいことは無尽にあるのに、『アグリコラ』では2〜3ラウンドに1回だった収穫が、毎ラウンド発生したりして、序盤に体制を整えなければ、中盤以降は完全に自転車操業に陥り、他プレイヤに置いて行かれて、悲しくゲームを見守る展開が待ち受けています。
 幸い、今回は、4人とも『アグリコラ』経験者だったので、飯供給が大変であることと、ワーカー駒を増やすのが重要であることを知っていたので、さくさくとプレイできたように思います。
 細かいところはTwitterでも書きましたが、『祈り働け』や『2人用アグリコラ』における「良かったところ」が存分に盛り込まれており、『アグリコラ』らしさを維持しつつも、洗練されており、ドラフトの面白さではなくて、ワーカープレイスメントの面白さに、より特化している印象です。
 まだ1回プレイしただけで、ルールに誤りもあった可能性もありますし、タイルをフルで使ったわけではないですが、個人的には、こちらの方が好みですね。洗練されているのも事実ですが、ドラフトのカードゲーム的要素のあった『アグリコラ』が、完全にワーカープレイスメントに転じたのが個人的には嬉しいですね。
 輸入と、日本語化が強く待たれます。
(ACEさん86点、和樹さん76点、秋山73点、アリタさん68点)

おわりに

 遊んだゲームは2作だけですが、充実度は高かったですね。
 少し前まで1時間〜1時間半のゲームが好みだった気がしますが、また色々と一周して、2時間超のゲームが好きになってきたようです。