『アグリコラ』や『カヴェルナ』で知られるウヴェ・ローゼンベルクの2人用プレイシリーズの最新作『カヴェルナ:洞窟対決』の感想です。
ウヴェ・ローゼンベルクの2人用ゲームと言えば、最近だと『アルルの丘』や『パッチワーク』ですかね。『バベル』も好きですし、『洛陽の門にて』も実質2人用ゲームだと秋山は思っていますが、レアだからか、最近あまり見かけません。
上記の他に『アグリコラ:牧場の動物たち』や『ル・アーブル:内陸港』も2人用ゲームとしてリリースされましたね。秋山は『アグリコラ:牧場の動物たち』だけ遊んだことがありますが、これは『アグリコラ』と比較して、気軽に遊べて良かったのですが、ランダム要素が皆無で、最適解が容易に導き出されてしまい、ゲームとしての寿命を短く感じました。
ウヴェも同様の難点を意識していたのか『アグリコラ:牧場にもっと建物を』そして『アグリコラ:さらに牧場にもっと建物を』と拡張が発売され、ようやく面白くなってきたかなと感じました。こちらは、あまり遊びこんでいませんが。
閑話休題。
『カヴェルナ』は好きなゲームですが、プレイ人数的には4人が適切ではないかと思っています。
3人も悪くはないですが……少なくとも2人で遊ぶものではない、が結論です。
なので2人用プレイに舵を切った『カヴェルナ:洞窟対決』は、気にはなっていました。
【ボードゲーム レビュー】「カヴェルナ 洞窟対決」- 洞窟掘り傑作ワーカープレイスメントの2人版
そんなある日、HAL99さんがレビュー動画を上げていらして、ふとアクセスしてみたら、朝の忙しい時間だったにも関わらず、最後まで見てしまうほど面白かったです。
特に、繰り返し飽きずに遊べるという要素が気に入って、遊びたいと感じ、あかまさんにお願いして2人で遊ぶに至ったわけです。
と言うことで、前置きが長くなりましたが遊びました。
プレイ時間は50分。秋山94点、あかまさん60点で勝利でした。
実際に遊んでみた感覚としては、けっこう複雑です。
まず、思ったより軽い、という実感を抱いた一方で、箱に記載されていた40分よりもプレイ時間は多く、けっこう時間が掛かったなとも思います。
また、多様性という観点では、遊ぶ前は、いろいろな勝ち筋があるのだろうなと予想していましたが、実際に、可能性に溺れる~! ってくらいに悩ましいシーンは、ほとんどなく、だいたいの場面においては「まあ、この場だったら、こうするし、こうしたらこうするよね」と、ルートはすぐに明らかになりました。
遊んでみて面白かったら買おう!
と強い意志を持って遊んだのですが、結果としてはまだ買っていません。
もう少し点数が伸び悩んでいたら、
「悔しいーっ! 買って、もっと遊びたーい!」
となるのですが、今回は94点で、なんだか、そこそこやりきってしまった感があるのですよね。
ほんとう、人間という生き物はワガママなもので、押したら引くのに、引いたら押すわけで厄介なものです。