同人界隈において、しばしば話題にあがる宣伝、について。
商業においては、小説家、出版社、印刷所、流通、書店と、それぞれ役割分担がされていますが、同人においては、基本的には、ひとりですべての工程をこなす必要があります。
中でも小説を書いて、本にした後、それを頒布していく工程は、意外に多くの方が苦心されているそうです。
自分の書いた小説を、大々的に喧伝し、仕掛けていくのは心情的に難しいものです。秋山は「自分が、この作品を幸せにしてあげなくては!」と気持ちを切り替えて、宣伝に徹するときがありますが、なかなか客観的に接するのは難しいものです。「宣伝は一切しない」と断言している知り合いもいますが、その気持ちも共感できます。
前置きは、これくらいにして、今日は、そんな同人を舞台としたときに、Twitterで、Botを使って、気楽にできる宣伝方法を思いついたので、それを説明します。
フォローしたくなるBot
いきなりですが、フォローしたくなるBotとは何でしょう。
文脈を無視し、こちらの動向を無視し、機械的に、ランダムに呟く、コミュニケーションの対象にならないBot。でも、そのpost内容が、自分にとって関心度が高ければ、フォローしたくなります。
秋山の場合、具体例を示すと、川上作品名言botと伊坂幸太郎botを好ましく感じています。前者は川上稔の著作から、後者は伊坂幸太郎の著作から、bot主の選出したキーワードを延々と流しています。すべてのpostを見ているわけではないですが、偶然、TLを眺めているときに、偶然、postが投下されると「あ、この科白は、あの作品の、あの人物の科白だ! あの作品、良かったなあ……」と、ほっこりします。
そんなBotを秋山も作ってみたくなりました。
@kawakami_bot からのツイート
@isakabot からのツイート
雲上回廊作品Botを作りました
と言うわけで、作りました。雲上回廊作品bot。
すべては登録しきれていないので、まずは100種類ほどですが、今までに秋山が書いた小説の中から、秋山自身が選出した文章を、1時間に1回、ランダムでつぶやくよう設定してあります。
このBotの主目的は、1時間に1回、秋山の文章をTLに投下することで、TLに彩りを与えることです。そして、副目的として、原典に興味を持っていただきたい……つまり、遠回りな宣伝効果を期待しています。
昨日、始めたばかりなので、まだまだ効果は見えていませんし、そもそも、この手の宣伝は効果の可視化が難しいですが、まずは、フォロワーが増えるといいなあと思っています。よろしくお願いします!
@uks_bot からのツイート
終わりに
現在は母数が100で、1時間に1回なので、順々につぶやいていったら、4日強で、ひと通り出てしまうことになります。
暇を見つけて追加していきたいですね……。
追記
もう100個ほど追加して、総数は200になりました。これで、単純計算は8日強は持つ計算になります。それなりに充分な数字ではないでしょうか。