雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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雲上回廊から発行している添田健一『そえもの』を電子書籍化記念で無料キャンペーン


 4月の文フリ金沢で発行した、雲上回廊の新刊、添田健一さんの『そえもの 添田健一物語集』電子書籍にしました。
 回廊文庫は印刷書籍に対し、電子書籍の価格を80%に設定しているので、本来であれば240円となりますが、著者の添田さんから「せっかくなので、無料キャンペーンにしましょう」という鶴の一声があり、0円です。
 と言っても、無料キャンペーンなのは発行から5日間だけとなりますので、この期間を過ぎると定価の240円になります。
 電子書籍Kindleホワイトペーパー等の端末があれば読みやすいですが、iPhoneAndroidにもKindleアプリはAmazonから無料で提供されているので、スマホタブレットをお持ちの方はご自由にお読みいただけます。また、今、お使いのアカウントでダウンロードだけしておけば、いずれ電子書籍を読める端末を手に入れた際に無料で再ダウンロードができますので、クリックしておくだけでも価値はあると思います。

そえもの 添田健一物語集 (回廊文庫)

そえもの 添田健一物語集 (回廊文庫)

 添田健一さんについて、かんたんにご紹介。
 西荻ブックマークの中の人、と言えば古本通の方は、膝を打つかと思いますが、いわゆる読書系のイベントのスタッフとして長く活動されている方です。アマチュアでも小説を書き続けておられ、先日、雲上回廊より発行させていただいた『墨妖』は、『幽』怪談文学賞の最終選考に残った作品でもあります。こちらは発行後から、話題を呼んで、1000円と同人小説にしては高めにも関わらず、今日現在、累計で200冊くらいが読者の方の手に渡っています(創作文芸の世界では、だいたい30冊越えたくらいで「それなりに売れた」と言えると思います)。
『そえもの』は、そんな添田さんが、今までに様々な同人誌にて発表してきた六編の掌編を、一冊にまとめたもので、タイトルの通り、ちょっとしたそえものとして楽しめる、小粋な作品集になっています。元々、一冊にまとめる予定はなかったとのことで、舞台は様々で、方向性もばらばらではありますが、根底に流れている、添田さんのあたたかいひととなりは共通しているので、のんびりと落ち着いて読めるでしょう。
 是非、楽しんでください。