ダーシマゲームスさんのゲームマーケット2017秋の新作『山奥のホテルで殺人事件が起きたからみんなで脱出するゲーム』を遊びました。
タイトルの通り、山奥のホテルで殺人事件が起きたので、
「ここは危険だ! 急いで逃げよう!」
「ガレージの扉に鍵が掛かってるし! 車の鍵もないし、ガソリンも抜けてるし、タイヤもパンクしてる! どうしよう!!」
という状況下でゲームが始まります。
プレイヤは手番が来たら、1箇所ずつホテル内を探索しながら、1枚ずつカードをプレイします。
各カードには「殺人犯かもしれないやつと一緒にいられるか、俺はひとりで行動させて貰う!」だとか「俺、帰ったら結婚するんだ」みたいな、いわゆるフラグ的な台詞が書いてあったり、あるいは脱出アイテムとして「ガレージの鍵」だとか「車の鍵」といったものがあります。
ゲームの目的は、プレイヤ人数に応じた枚数の脱出アイテムをめくることです。つまり、車を動かすことができたら脱出できるというストーリー。
ただし、プレイヤのひとりは「殺人鬼」という役割カードを渡されており、そのプレイヤが生きている状況で脱出してしまうと、街へ向かってひた走る車の中で惨劇が……という設定です。
各プレイヤは死亡フラグの数値が一定値に達すると死亡もしくは正体判明します。
誰が殺人鬼であるか分からない状態で脱出してしまうと、前述の通り殺人鬼のひとり勝ちになってしまうので、まずは誰が殺人鬼であるか明らかにした上で、脱出する必要があります。
メカニズム的には『ラブレター』と『犯人は踊る』を組み合わせたようなものですが、上述のストーリーがよく出来ていて、適度にロールプレイしながら賑やかにプレイすると良い感じです。
今回、秋山は偶然にも殺人鬼を引いてしまいましたが、首尾よく車の故障を修理し、ガソリンを入れることができました。
「ガソリンを入れたぞ! よし、皆。逃げよう!」
「ちょっと待って、まだ殺人鬼が誰か分かっ……はっ!!」
「フッフッフッ。そうです、秋山が殺人鬼です! さあ、最後の脱出アイテムカードがめくられたのでゲーム終了。皆さんは誘導する秋山の手に従ってうかつにも車に乗り込み、そして皆殺しの憂き目に合うのでした~」
という感じで勝ちました。
死亡フラグやお約束といった文脈が分かるメンバーと遊べば、非常に楽しいパーティゲームです。