ぎゅんぶく屋さんのゲームマーケット2017秋の新作『ワンナイトマンション』を遊びました。
ゲームマスター不要、目隠しも不要な、4人~6人用正体隠蔽系のゲームです。
『ワンナイト人狼』を連想するタイトルに、主張の強いイラストと、若干、腰が引けていたのですが、1回、プレイした瞬間に、その研ぎ澄まされたルールと、新しさに虜になりました。
これは、すごいですね。
感動的です。
役職は完全ランダムに決まるのではなく、2枚のなかから1枚を選んで自分の役職とします。
選ばなかった1枚は、そのまま次のプレイヤに渡します。次のプレイヤは渡された1枚のカードと、山札から引いた1枚の、計2枚のカードのなかから自分の役職を決めます。
メカニズム的には、一風変わったドラフトとも言えます。『あやつり人形』みたいな感じですね。
全員の役職が決まったら、3分の議論タイムが始まって、しかる後に投票して、勝者を決定します。
ここらへんの処理は、人狼と一緒ですかね。
このゲームを面白くしているのは、やはり選ばなかった1枚を次のプレイヤに渡すことでしょう。
何度かプレイしたのですが、殺人犯が回ってきたことがあって、山札から引いたカードが共謀者だったので、共謀者を手にして、殺人犯を渡しました。そして、議論がスタートした後は、上家のプレイヤが富豪と殺人犯のなかから富豪を選んで殺人犯を回したと聞いた後に「回ってきたのは富豪だったので、この富豪をピックした」と伝えました。
このときは、うまく秋山が殺人犯であるようにミスリードでき、結果的に殺人犯を引いた下家を隠せたので快勝することができ、非常に快感でした。
んー、なかなか言葉で説明するのは難しいですね。
人狼及びその亜種がお好きな方は、とりあえず遊んでいただくことをオススメします。ゲームマスターも目隠しも不要というエレガントさ、一度、体験したらやみつきになりますので。
人狼よりシンプルで、面白かったと思う
ぺこらさんが、この手のゲームを気に入るの珍しいね
議論タイムに主張すべきものの指針が、しっかりしてるから。これ言っちゃいけないのかなあ、言ってもいいのかなあ、って悩むことがないんだよね
なるほど。人狼における初心者が、なにを喋っていいか分からず、黙ってしまう問題を、ルールで解決している。とも考えられるよね。良いデザインだなあ(しみじみ