Kosmos社からリリースされているブラント夫妻による謎解きシリーズの第4~第6弾における、高難易度枠『EXIT Das Spiel Die verbotene Burg(イグジット:禁じられた城)』を遊びました。
プレイヤは旅行客となり、放棄された古城への招待状を手に、ある城を訪れることになります。門を潜り、城に入ったところで扉が閉まり、脱出するためには様々な謎や暗号を解く必要がある、という展開です。
ニュルンベルク2017の新作を、エッセン・シュピール2017で購入しました。当然、ドイツ語版なので、Google翻訳を手に、カードを1枚ずつ英訳して、次に英語を日本語にしながら解き進めていったのですが……、
苦戦……!
ひたすら苦戦……!
『EXIT』シリーズを遊ぶ度に思うのですが、ほんとうに文字系の謎は鬼畜です。
謎の構造自体は、謎解きそれ自体に対する慣れからか分かるんですよね。
「あー、なるほど。この法則性に基いて、この文字列からこの文字だけを拾い集めて行けばいいのね。分かった……分からん!」
そう、謎を解いた結果、導き出される言葉もドイツ語なので、それが合っているかどうかの判別が極めてつけにくいのですよね。
これが、日本語なら、
「1文字目はラ、2文字目はイ、3文字目はオ……これ、答えはライオンじゃない? ええと、4文字目は……ン。やっぱりライオンだった」
みたいに推測しながら進められるので、謎解きの過程において安心感があるのですが、もう最初から最後までずっと霧の中を歩いている感じで、意味があるのかないのか分からない文字列が導き出され、それをおっかなびっくりGoogle翻訳に打ち込んで、ようやく見覚えのある英語が表示されて安心する、みたいな。
謎解き的には、終盤のひとつの仕掛けが、けっこう感動的でした。
「きっと、なんとかして組み上げるんだろうな」
とぼんやり思っていたものが、予想以上に組み上げ感があったと言うか、予想外の形状で立体的になって感動しました。
後、ストーリー的には、驚きの展開があって、今までの『EXIT』を遊んできた方なら、
「え? うそ? これ、もしかして……!!」
と楽しめるのではないでしょうか。
日本語化のペースを考えると、国内で日本語化済みのものが遊べるようになるのは2019年くらいかもしれませんね。