Thinkfun社のリアル謎解きゲームのボードゲーム『Escape the Room : Secret of Dr. Gravely's Retreat(エスケープ・ザ・ルーム:グレイブリー博士の秘密の収容所)』を遊びました。邦題は、たった今、考えました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
海外の謎解きボードゲームと言えば、グループSNEが日本語版を手がけているKOSMOSの『EXIT』シリーズが最も有名で、次いでホビージャパンが日本語版を手がけているAsmodeeの『Unlock!』シリーズでしょうか。ゲームストア・バネストが日本語訳をつけたABACUSSPIELEの『Deckscape』シリーズを遊んだ方も多いと思います。
日本語版がリリースされていないので、国内の知名度は低めですがNorisの『Escape Room』シリーズも10作ほどリリースされています。後発になりますが、アークライトに期待ですかね……。
今回、紹介するのは『Escape the Room』シリーズの第2弾で、秋山が知る限り、ドイツ語版と英語版しかありません。秋山はドイツ語版を、死ぬ気で訳しながら遊びました。
シリーズ第1弾の『Escape the Room : Mystery at the Stargazer’s Manor』は、エッセンシュピール2016で購入し、プレイ済みです(感想は書き忘れましたが……)。
大きいパブリッシャーではないので、日本語版の期待値は低めですが、海外の謎解きのなかでは、時間制限のある公演型を意識して作られており、かなり本格的です。個人的には『EXIT』や『Unlock!』より断然面白く、シリーズ第2弾も早々に購入しました。
……が!
買ってから長らく積んでいたのは、うっかりドイツ語版を買ってしまったからです。
第1弾を英語版で遊んだので、ちょっと油断していたのですよねー。
そんなわけで、長々と積んでいましたが、一念発起し、Google先生の手を借りつつ、なんとか遊びました。
基本的な進め方は、1作目同様に、謎を解きつつ、指示された封筒を開け、ストーリーを読み進めていく形式です。少しずつ情報が増えていきますし、場面も進んでいくので、まるで公演に参加していくような臨場感があります。
パズル要素は1作目と比べると、格段に増えていました。
パズル、と言ってもいわゆるペンで解くものではなく、キャストパズル(知恵の輪)なので、モノ感はありますけどね。
プレイ時間は、和訳の時間を含むので長めですが1時間30分。
日本語化されていれば60分以内にいけたかもしれません。
けっこう満足度は高めなので、入手機会のある方は、是非、お試しください。
知恵の輪感、強かったよね
分かる。あれ、印象的だった
あれ、でっきるかな♪ みたいな、ワクワクさんみたいな感じで良かった。公式サイトに、元に戻すための動画もあって、友だちに遊んでもらうために原状復帰もしやすくていいね
ワクワクさんって何?
作ってワクワク! 作ってワクワク! ……え、知らないの? ゴロリ、知らないの??
ちょっと何を言っているのか、よく分からない
最近はユーチューバーだけど、元々、NHKだった……
なんだ、テレビのひとか。ところで、謎はどうだったの?
知恵の輪のところが、いちばん良かったかな。前作も良かったけれど、マルチエンディングなのが良いよね。謎解きだと、ふつう選択肢ってないじゃない? 解くか解かないか、解けるか解けないか。でも、謎解きボードゲームにしたとき、なにが重要かって、それは選択だよ。選択肢があるかないかが、謎解きボードゲームに求められるものだとぼくは思うよ!
いつ、ぼくっ子になったの……?
さっき洗濯のことを考えたからね
駄洒落じゃねえか