雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ボードゲーム『モノクロームINC』の感想

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 グループSNEより日本語版が発売された『アドベンチャーゲーム:モノクロームINC』を遊びました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

 EXITシリーズを発売しているKOSMOS社の新シリーズ《アドベンチャーゲーム》の第2弾となります。
 コマンド式ADVのように、プレイヤーはひとりずつキャラクターひとりを担当し、フィールドにおける気になったところを探索したり、アイテムを使用してゲームを進めます
 法則を読み解いたり、パズルを思わせる謎解き要素はなく、プレイヤーに求められるのは勇気と運、そしてストーリーを読み取る能力です

ゲームの感想

 前作『ザ・ダンジョン』もプレイ済みですが、好みのゲーム形式で、とても楽しむことができました。



 全3章形式で、箱には90分×3と書いてあったので270分、つまり4時間半も掛かるのかと戦々恐々していましたが、クリアに要した時間は2時間半でした。
 前作は謎めいたダンジョンから脱出するというストーリーでしたが、今回はエージェントとなって怪しい研究所に忍び込むという潜入物。話の方向性は真逆ですが、見知らぬ場所を探索して、ミッションをこなすという観点でプレイ感は同じです。


 この手の海外作品は、日本人が遊ぶと感性が合わず「どうして、そういうことなるの!?」と困惑することもありますが、概ね納得の展開で違和感は少なかったです。グループSNEさんによる和訳のレベルが高いのかもしれません。
 全編を通して、ワクワクドキドキ楽しく遊ぶことができましたが、ひとつ残念だったなと思ったのは警戒しすぎてしまったこと。潜入物として「現場に証拠を残さないこと」と指示を受けたため「ここを調べたら証拠が残ってしまいそう」と思われた箇所は、敢えてスルーしました。そうしたことで減点を免れた場面もありましたが、物語を読み逃してしまったところもあり、体験としてはどっちが良かったんだろうなと首を傾げるところです。
 最終的な点数は88点でした。

一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ

終わりに

 シリーズ第3弾の日本語化も進んでいるようで、こちらの発売も楽しみです。
 グループSNEさん、引き続き、よろしくお願いします!