2018年10月7日に開催された、ナゾガク2018で遊んだ、GarbageCollectionさんの『魔王を倒せるかはあなたの神引き次第!』の感想です。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ストーリー
あなたたちはなんやかんやあって、
魔王に支配されている異世界に転生することになってしまう。
しかし、お約束のごとくチート級の能力を受け継いでいる。
そのチート級の能力とは…ガチャを引く能力!?
激レアを引けばすごく強い…って、引けなければどうなるの!?
謎を解いたりミニゲームをクリアしたりしてて、ガチャコインを手に入れ、
https://nazogaku.wixsite.com/nazogaku5th/garbagecollection
ガチャを回して激レアカードを狙い、最終的に魔王を倒すことが目的となります。
感想
GarbageCollectionの出水洸太郎さんは、今まで『爆弾の部屋からの脱出』や『魔法研究所からの脱出』といった、VR技術を用いた謎解きを手掛けられていた方です。
1階ホールの片隅で、ワンプレイ500円15分1人用の謎解きを提供されていて、いずれも遊ばせていただきましたが、座ったまま遊べる1人ルーム型みたいな感じで新鮮でした。
今回は、ソーシャルゲームをテーマにしたルーム型、と言うか4人1チームだけが参加するホール型という感じでした。
デザインとしては、非常にSCRAP的だと感じました。
いわゆる小謎を解く時間と、大謎に向かい合う時間が、わりときれいに分かれていて、誰でも最終工程までは行けるけれど、大謎を突破できるかどうかは閃けるかどうかによってくる、みたいな。
また、チームとして小謎撃破力が高ければ、余裕をもって大謎に取り組むことができますし、途中の小謎で手こずってしまうと、情報を整理する時間が足りず、大謎を前に屈してしまう、みたいな。
全体的に、構造がオーソドックスだったこともあり、安心して遊ぶことができました。
面白いなあと感じたのは、ランダムを許容するデザインについて。
ガチャを引くというテーマや、ボードゲーム風というキャッチフレーズから想像できるかもしれませんが、ランダム要素があります。けれど、そのランダム要素を、ランダム要素のまま放っておいてないというか、それを制御するための仕組みがちゃんと設けられていて、その仕組みが、またゲームを面白くさせる方向に作用しているのが良かったです。
遊び終えて、部屋を出てから気づいたのですが、これ、完全にデジタル化できるのではないでしょうか。
出水さんならプログラムできるでしょうし、500円くらいのアプリにしてくれたら、けっこう売れるのでは、と。
部屋が暑かった
そう言えば、そうね。ぺこらさん、直射日光、当たってたね
私、謎も解かなかったし、手も動かさなかったよ
小謎は、ちょっとやってませんでした?
やったかも。でも、あんまりやることなくて。ずっと座ってた
まあ、役割的に、活躍できないひとも出てきちゃうのかな……
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