カワサキファクトリーさんのゲームマーケット2018秋の新作『カウントダウンEX』を遊びました。
2003年発表の『カウントダウン』、2008年発表の『カウントダウンJP』を、タンサンデザインでリニューアルした作品です。
運100%と聞いて、いったいどういうゲームなんだ? と思いました。
ルールは、かんたん……と言うか、無に等しいです。手番が来たらダイスを振って、出目に応じて導火線が進んだり、爆破の威力が増したり、次のプレイヤに手番が移ったり、順番が逆になったりします。
それだけです。
イメージで言うと、パーティゲームでよくある音楽に合わせて爆弾を隣のひとに渡していって、音楽が鳴り止んだタイミングで爆弾を持っていたひとが負けというゲーム。
あれを、アナログ化したようなものです。
爆弾の状況は、ダイス目によって変化するので、導火線が長いうちは気楽に触れますが、導火線が短くなり、いよいよ爆発しそうになってくるとダイスを振るさいに緊張感を覚えます。
ゲーム中、選択の余地は一切なく、ただダイスを振るだけなので、ひとによっては「これは、ゲームではない」と思われるかもしれません。そして、その感覚は分からなくありません。
正直、これがゲームとして面白いかどうかを問われると首を傾げてしまいます。
しかし、楽しいかどうか、あるいは盛り上がるかどうかを問われると、わりと前向きに、メンバーによるけれど盛り上がる! と答えられます。
そう、ただ単にダイスを振ってるだけなんですけれど、それが、どうしてか異様に楽しいんですよねー。
まったく頭を使う必要はないので、重いゲームを遊んで疲れたときに、気楽に盛り上がれるゲームを探している方に、全力でオススメしたいです。
面白かったよ。面白かった! ゲームになってた。ただ、ダイス振るだけじゃなかった。ただの運ゲーじゃなかったよ
なに言ってるの? ただの運ゲーだよ
ただの運ゲーじゃないよ! 運だけじゃない、なにかを秘めていたよ!
なにが秘められてるの?
なにかだよ! それは、掘ってみないと分からないよ。でも、運だけじゃないよ!
深い……