居椿善久さんデザインのロールアンドライト系のゲーム『ストリームスクロス』のkurumariさん版を遊びました。
1人から何人でも遊ぶことができる紙ペンゲームです。
ゲームの概要
『ストリームス』シリーズの第2弾……になるのでしょうか?
お題となる数字を自分の用紙に配られた紙に書き込み、点数の最大化を目指すゲームです。
第1弾の『ストリームス』はダイスではなくカードを用いており、一直線のマス目に書き込んでいく形式でした。それに対して本作『ストリームスクロス』はダイスを用いており、しかも、それが1,2,3,4,8という変則的な出目を持つ特殊ダイスなので、展開が波乱にあふれています。
尚、シリーズ第3弾として『エクストリームス』もリリースされており、これも遊んだことがありますが面白いです。
ゲームの感想
初版は『ストリームス』と同年になる2011年に発売された作品です。
当時は遊ぶ機会に恵まれませんでしたが、中野のボードゲームカフェkurumariさんが仕掛けたリメイク版を遊ばせていただきました。
ダイスの出目を合算して紙に書き込むだけとメカニクスとしてはシンプルで、やっていることそれ自体は、やはり2011年に発売されたゲームなので時代を感じます。
しかしながら、いざ遊んでみると、
な、なんだこの奇妙奇天烈なプレイ感は……!
と、狐につままれたような気分になるのは、上述しましたがダイスの目が1,2,3,4,8と変則的であることに加え、第1ラウンドに振るダイス数は1つ、第2ラウンドに振るダイス数は2つと、ラウンドが進むごとに振るダイスが増えていき、そしてダイスを5つ振り終えたら、また1つに戻ることでしょう。
・ダイスの出目が変則的であること
・ラウンド毎に振るダイス数が異なること
これによって、脳が混乱し、ぜんぜん期待値が読めなくなってしまうんですよね。
期待値的にはダイス1つあたり4弱になりますし、じっくり計算すれば、その時点での最適解を導き出せるのですが、そうするとダウンタイムが長くなり、軽いゲームが重くなってしまいます。
それに、どんなに計算しても、最終的にはダイス目次第で、8の出目が複数出たりすると、すべての計算が崩壊します。
したがって、ある程度、あたりをつけつつも、ある程度は「えいや」で書き込むのですが、そうすると意外に上手く行ったりして気持ちが良いです。
終わりに
10年前のゲームなので「どうかな……?」と思いながら遊んでみましたが、今でもぜんぜんプレイに耐えられる素晴らしい作品でした。
再販してくださったkurumariさんに感謝です。