雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ローグ/ウィザードリィをアナログでレトロに再現『reabyss』+おまけ『La Life』の感想

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 shootingdesignさんのゲームマーケット2021秋の新作『reabyss』を遊びました。
 1人用のダンジョン探索ゲームです。

『reabyss』の概要

 プレイヤーは勇者となり、ダンジョンの最奥に待ち受けるAmadanaを倒すことを目指します
 ソルジャー、ウィザード、モンク、3種類の職業のなかからひとつを選択した後、カードタイルを1枚ずつめくりダンジョンに配置します。100枚のカードを配置し終えたときに登場するAmadanaを倒すことをが目標です。

『reabyss』の感想

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 パッと見の印象的にはウィザードリィを思わせるインターフェイスですが、プレイ感としてはローグ系でした。タイルカードを1枚ずつめくり、既に配置したタイルカードと矛盾しないように配置していきます。
 序盤はステイタスも低く、選択肢が少ないので、強敵に囲まれるとなにもできないままゲームオーバーを迎えることになります。逆に序盤さえ切り抜けることができれば、なんとか切り回せるようになるので、ある程度は運に左右されます。
 戦闘や罠、レベルアップなどでステイタスは細かく変動するので、メモ必須です。Twitterで遊んでいる方の感想を見ていたら、ダイスでステイタスを記録していらっしゃって頭がいいなと感じました。


 古き良きダンジョン探索物のゲームらしさは、かなり再現されていると感じましたが、全体的な進行がけっこう淡々としていて、手に汗握る冒険感よりも、作業感の方を強く感じてしまいました。
 ただ、ここはデザインのトレードオフですね。
 たとえばカードの番号を振って、必ず決められた順番で出てくる場合、デザイナーが調整した難易度に対して攻略する楽しさが生まれますが、1回クリアしたら終わりになってしまいます。
 本作はカードをシャッフルすることで無限に楽しめるとデザインにしているので、何度でも遊べることに魅力を見出す方は、このデザインの方が好みになるのではないでしょうか。

『La Life』の感想

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 おまけとして『reabyss』と同タイミングで購入した2人用対戦ゲーム。
 富や愛、技能などを用いて、未来や恋人、親友を奪い合うというテーマの心理戦です。テーマ自体は興味深く、どのようなゲームなのか楽しみにプレイしましたが『限定ジャンケン』の派生……といった雰囲気でした。
 変わった世界観で、さっくりと2人用ゲームを遊びたい方にはオススメです。

終わりに

 写真で伝わるかどうかは分かりませんが、shootingdesignさんのゲームは、すべて手のひらに収まるサイズの小箱に入っているのが面白いです。
『reabyss』も100枚ものカードタイルをテーブル上に展開するとなると、かなりおおきなテーブルを要求されそうですが、カード1枚1枚が小さいので、案外なんとかなります。持っていて楽しくなるサイズです。