雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ボードゲーム『横濱紳商伝ロール&ライト』の感想

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 OKAZU brandさんのゲームマーケット2021春の新作『横濱紳商伝ロール&ライト』を遊びました。
『横濱紳商伝』シリーズの第3弾で、1人から99人まで遊べる紙ペンゲームです。

ゲームの概要

『横濱紳商伝』は2人から4人用のボードゲームです。2016年の作品で、海外では『YOKOHAMA』というタイトルで知られ、多くの賞を受賞した人気作です。
 2年後の2018年には2人プレイに特化した『横濱紳商伝デュエル』が発売され、今回は多人数プレイに特化した『横濱紳商伝ロール&ライト』となります。
 シリーズ第3弾となりますが、特に順番に遊ぶ必要性はなく、好きな作品が入って問題ありません。

ゲームの感想

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 ダイスを振って、出目を確認しつつ、それぞれのプレイヤーが手元の紙にペンで書き込んでいく。いわゆる紙ペンゲーム、もしくはロール&ライトと呼ばれる系統のゲームは、10分~30分程度で終わるシンプルなものが多いです。
 しかし『横濱紳商伝ロール&ライト』の箱に記載された公称プレイ時間は45分! いったいどんなゲームが待ち受けているのだろうか、ドキドキしながら遊び始めました


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 結果、最初のゲームに要したプレイ時間は、まさかの90分!
 ふつうに判断が悩ましい中量級~重量級のゲームでした……!
 体感としては、かなり圧縮されており、1枚の紙における情報量が多いです。また、プレイ感としては『横濱紳商伝ダイス』に近しく、『横濱紳商伝』における一部の処理を割愛し、一部の処理をダイスロールにすることでランダム性を担保しているだけで、やっていることは、いつものOKAZU brand林さんでした。
 従って「ロール&ライトだから軽ゲーでしょ?」と思って安易に遊び始めると痛い目を見るのは必定。どちらかと言うと「林さんの新作を遊ぼう!」という気持ちで臨んだ方が良いでしょう。わたしは、この手のゲームが好きなので、大満足の1作でした。

終わりに

『横濱紳商伝デュエル』が至上の傑作であると信じて疑っていないのですが、『横濱紳商伝ロール&ライト』は、まだ味わい深い作品でした。街区画の配置や技術カードの組み合わせによって無限のパターンがあるので、何度も楽しむことができます。長く、繰り返し楽しむことのできるゲームと出会うことができました。