10月9日はsekitaさん主催の第39回『相模大野ゲーム会』でした。
当日はゲームマーケット2022秋の新作を中心に遊ばせていただきました。
『大名』の感想
最初に遊ばせていただいたのは、Green Gamesさんの『大名』。
2人用ということで気にはなっていましたが、プレイ時間60~90分の中重量級なので、どうしようかなと思っていたので事前に遊べたのはラッキーでした。
結論から言うと傑作でした。
2人用のワーカープレイスメントと言うと『アグリコラ 牧場の動物たち』や『アルルの丘』が思い浮かびますが、展開の幅や奥行きという観点において、本作の方が面白いのではと感じました。
特に素晴らしいのは、しっかりとディベロップメントされた高いバランスですね。遊び終えたときに不満点や「ここが、こうだったらなあ」と引っかかるポイントが一切なく、むしろ練り込まれた絶妙なバランスを感じました。
そして、本作の真なる価値はリプレイビリティにあると言えるでしょう。
ワーカープレイスメントの肝とも言えるプレイスが可変になっており、ゲームごとにランダム配置となります。結果、毎回、異なるプレイ感で楽しめるわけですが、ランダム配置においても面白さが損なわれないという前述したバランス調整が見事です。
2人で中重量級を遊ぶ機会が多い方は、この機会を逃すことなく絶対に買うべき作品です。
『レベルアップ将棋』の感想
続いて遊ばせていただいたのは、アキトコゲームさんの『レベルアップ将棋』。
タイトルから察せられる通り『将棋』の亜種で、敵の駒を食うことで、自身の駒をレベルアップさせることができ、それによって移動範囲が広がります。
面白いのはレベルアップ済みの敵駒を食ったとき、レベルアップした状態で打ち出せることです。これによってイメージとしては、ただの飛車角交換が、実質的には龍馬交換となり、その後の展開がおおきく変わります。これを繰り返すと、お互いが持っている駒がどんどん強くなるので、応酬も派手になりますし、収束性も高まりますし、非常に面白いです。
遊びごたえのある将棋亜種を探している方にうってつけです。
終わりに
『大名』と『レベルアップ将棋』を遊ばせていただいた後は、ミスボドゲームズの新作『ミステリーデュオ』から「大富豪を殺したのは誰か?」を遊んでいただきました。
次回の開催は11月13日でミスボド翌日となるので、体力が残っていたら参加させていただこうと思っています。