雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

自室・昨夜

『雲上』第13号の発行準備を進めたり。
 ようやく『文学賞メッタ斬り!』を読了。どこかのレビュー系サイトで「レビュー系サイトを自認するならば、読まなければならない」みたいなことが書いてあって「はあ?」とか思ったのだが、読了後の現在は、そこそこに同意できる。今まで、自分の中に無秩序にあった新人賞や文学賞が、系統づけられた感じで実に気持ちがいい。個人的に面白かったのは対談よりも、下の注釈。S&Mシリーズの注釈で『四季』のネタバレをされているのは、なんだかなと思ったけれど。……『四季』はノベルス版の『冬』でも裏表紙でも結構なことが書かれてしまい、不遇だよなあ。ネタバレはされてもされなくても、作品が面白ければ楽しめると自分は考えているけれど、四季に関しては何の予備知識なく読むことができて幸い。
 そう言えば、新現実新人賞はどうなったのだろうと思い、第三号に手を伸ばし、編集後記に目を通した。ここは買ったときに流し読みしただけで、ひょっとしたら読み逃していたのかもしれないと思ったからだ。が、編集後記では新人賞について全く言及していなかった。あれれと思ってページをめくったら、次のページの下の方に、

新現実」新人賞の選考結果は各自に通知いたします。

 優秀作あったんだあ。既に締め切りから一年近く経っているし、もう応募した人もその頃と比較してずっと上手くなっていそうだ。ところで、第一号に、

自分だってやれるという方がプロアマ問わずいるのなら、いつでもぼくのポジションを引き継いで下さって構わない。(中略)それが可能なら『新現実』は四号以降も継続していくだろう。

 とあるけれど、名乗り上げた人は結局いなかったのだろうか。まあ、そういう人は新現実を引き継ぐよりも、自分で雑誌を立ち上げるのだろう。