雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

「星を渡る」を遊びました

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 Spieldisorderさんのゲームマーケット2017神戸の新作『星を渡る』を遊びました。
 まずですね、あらすじがカッコイイんですよ。
 ご覧ください。

1972年、地球に落ちてきた「彼」が、とうとう★に還る日がやってきました。5次元人であるあなたは、5年間で星々に「ワタリ」と呼ばれる道筋をつけ、彼を★まで還しましょう!

http://gamemarket.jp/game/%E6%98%9F%E3%82%92%E6%B8%A1%E3%82%8B/

 グッと来ます。


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 メカニズム的には、競り、ハンドマネジメント、セットコレクション、でしょうか。
 全5ラウンド(3人プレイの場合は4ラウンド)を通じて、場に現れる様々な星カードを競り落としていくんですが、競りの対象となる星カードが25枚あるのに対し、競りに使用できる手札は20枚しかないんですよね。
 足りないわけです。
 どうすればいいのか?
 かんたんです、負ければ良いのです。負ければ、出したカードは手札に戻ってきます。
 でも、ですね、驚くべきことに負けたいのに負けられないときがあるのです。


 競り落とした星カードは、実は、獲得できただけで、得点化できるとは限りません。
 その星の得点の分だけ、カードをプールしなければ得点化できないのです。
 では、どうすればプールできるのか?
 負けるのです。
 競りに負けた場合、出したカードは手札に戻す他、獲得した星カードを得点化するための資源としてプールできるのです。


 つまり、手札の循環と、星カード得点化のためのプール。
 2つの理由から負けたいときがあるわけです。
 こうなるとトランプゲームの『ハーツ』よろしく、プレイヤ全員で負けようとプレイする瞬間が来て、うっかり強くも弱くもないカードを出してしまったが最後、つい勝ってしまうわけです。
 下手に弱い星カードで勝ってしまったら、自分が得点化したかった星カードを得点化するのに必要なプールが足りなくなる可能性があります。なんとか負けるために弱いカードを出すわけですが、手番順の関係で、うっかり勝ってしまったら、そのカードが破棄されてしまい、手札が強いカードだけになってしまいます。という悪循環。
 なかなかに嫌らしいデザインです。


 4人プレイで、25分でした。
 競りに勝つことも負けることも重要という、非常に斬新なプレイ感のゲームでした。この面白さがインスト込み30分に凝縮されている奇跡、素晴らしいです。