雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ギャグ映画かと思いきや『超高速!参勤交代』が意外に面白かったので申し訳ない限りです

 いや、もう、ほんとうに申し訳ない限りです。
『超高速!参勤交代』面白かったです。
 参りました。

超高速! 参勤交代 [DVD]

超高速! 参勤交代 [DVD]

見ようと思ったきっかけ

 高校時代の親友に、ペンネーム雨下雫というのがおりまして、その頃から定期的に自宅カレー会を開催しているんですよ。と言ってもカレーを作るのは彼ではなく、彼の母君。
 で、いつだったかな、昨年の夏だったかな、久々に参加できる日程だったから行くことにしたんですよ、鞄にボードゲームを詰めて。
 到着してしばらくは昼間っからお酒を飲んだり、最近の近況を交わしたり、TRPGのキャラメイクだけしたり、オススメの動画を教えあったり、優雅に時間を過ごし、それからボードゲームを遊び、酔っ払った秋山はカレータイムまで寝こけてしまったわけです。で、後は、甲子園を見ながらカレーを食べ、また飲み、そして帰るという。

閑話休題

 話が長くなりましたが、その時、他のメンバーが暇潰しアイテムに用意していたのが『超高速!参勤交代』だったのです。
 曰く「既に見た映画で、面白かったのでもう一度、観ようと持参したが、ボードゲームの方が楽しそうだったので出さなかった」とのことですが、これが秋山にとっては、なんとなく、ずっと奥歯に挟まっていて「見たい……いずれ見たい!」と思い続けていたのです。
 で、見ることにしました。

ギャグだと思っていたのに

 だってタイトルが『超高速!参勤交代』ですよ?
 ギャグでないわけがないじゃないですか。
 きっと、大名行列を早回し的に見せる面白動画かと思うじゃないですか。

江戸時代、8代将軍・徳川吉宗治世下の享保20年(1735年)。陸奥国磐城の小藩・湯長谷藩の藩主・内藤政醇は、1年間の江戸での勤めを終えて湯長谷に帰国した。ところが、それから間もなく江戸屋敷に居るはずの江戸家老・瀬川が、江戸幕府老中・松平信祝の命令を携えて政醇の前に現れる。その命令とは、帰国を果たしたばかりの政醇に対し、湯長谷藩が所有する金山の調査結果に疑義があるため、事情説明のために「5日のうちに再び参勤せよ」というもの。無理難題をふっかけて湯長谷藩を取り潰し、金山を手に入れようとする信祝の謀略だったのだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%AB%98%E9%80%9F!%E5%8F%82%E5%8B%A4%E4%BA%A4%E4%BB%A3

 ガチでした。

体感では山風に近い

 限られた時間、そして限られた資金。
 苦境に立たされた状況で、いかに参勤を成功させるか?
 捻り出した案を、なりふり構わず遂行していく湯長谷藩だが、次から次へとトラブルに見舞われ……と、そのファンタジー感のある時代劇は、体感では、山田風太郎の諸作品に近い印象を覚えました。
 山風もね、ほら「いや、あなた、さすがに、そんなご無体な。え、マジ?」みたいなところあるじゃないですか。『超高速!参勤交代』もね、そんな感じでした。

参勤は成功するのか? 湯長谷藩の行く末は?

 と言うわけで、最後までドキドキしながら見ることができました。
 いや、面白かったです。
 ギャグだと思って、グラブルしながら観てても大丈夫でしょ、とタカをくくっていて申し訳なく思う限りです。
 調べたら小説もある、と言うか、小説が元だったのですね。機会を見て読みます。

超高速! 参勤交代 (講談社文庫)

超高速! 参勤交代 (講談社文庫)