楽カフェ・ゲームズさんのゲームマーケット2017春の新作『Truth Untruths』を遊びました。
けっこうオシャレなカードデザインです。
バーのテーブル席で、ちょっと飲みながら遊んでも違和感ありません。
ゲームは言ってしまえば『ブラフ』。
場のカードの総数を予想しながら、どの数字が何枚あるかを宣言し、じょじょに釣り上げていきます。
『ブラフ』の場合、基本的にはダイス目次第と言うところがありますが、このゲーム『Truth Untruths』の場合はカードです。手番が来たら手札をプレイすることになるのですが、このとき表向きで出す、つまり情報を他プレイヤにさらけ出した場合、伏せられている場札や、他プレイヤが伏せてプレイしたカードを、こっそり覗き見ることができるのです。
この、覗き見できる、というルールがよく出来ていて、ゲームに花を添えてくれます。
たとえば展開のひとつとして、
Aさん「今、2のカードを伏せたので、2が4枚と宣言しますね」
Bさん「ふーん。まあ、いいや。じゃあ、私は5のカードを表向きで出します。で、あなたが今、伏せたカードを見させてもらいますよ……(こっそり覗き見る)……なるほど、なるほど。じゃあ、2が5枚で」
Cさん「ええ~っ、どういうことー!?」
みたいなことが起こりうるのです。
つまり、AさんとBさんとで、ふしぎな協力関係が築かれる、と言うことですね。
ちなみに、もうひとつ面白いルールがあります。
それは、ライフのカード。
このゲーム、ブラフ宣言で負けた場合、ライフカードを失って、すべてのライフカードがなくなるとゲームから脱落するわけですが、脱落するまでの間であれば、ライフカードを、ワイルドカードとして使用することが可能なのです。
つまり、肉を切らせてでも、骨を断ちにいく、そんな状況を作りだすことができるわけです。
ちょっとオシャレにブラフを楽しみたいひとにオススメです。