雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

『宇宙飛行士選抜試験』が1次試験を受けなくても2次試験を受けられるようになったこと


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 良かったんじゃないでしょうか?
 特に衒いなく、そう思う秋山でありました。


 だ、そうです。

『宇宙飛行士選抜試験』について

 何度か書いていますが、秋山は公演を全力で楽しみたい派なので、コラボ公演に関しては、可能な限り原作に触れてから遊びに行くようにしています。
『宇宙飛行士選抜試験』についても、その時点で刊行されていた『宇宙兄弟』全作を読んでから臨んだので、


「なるほど……こう来たか! これは、確かに宇宙飛行士選抜試験! 原作再現度が高い! 満足!! でも……リアル脱出ゲーム、じゃあないなあ」


 と思ったのでした。
 公演に対する感想は下記の通りです。
www.unjyou.com

コンセプトが変わってしまうこと、極限まで作り込みにこだわりたい人たちのこと

 そもそも『宇宙飛行士選抜試験』って、何度も延期を繰り返した公演だったはずなんですよね。1次試験に対しても、2次試験に対しても、何度も内容が検討され、社内で議論が繰り広げられたはずです。この形式だと、販売促進的に微妙ではないか、そういう意見もあったことでしょう。原作登場人物の誕生日を記念して、値下げキャンペーンも打たれました。
 しかし、ここに来てのこの変更。


 全然、問題ありません。


 秋山は営業職の人間なので、本質的には、そう思います。
 基本的には企業なので売上がすべてです。粗利こそが追求すべきものです。
 けれど、その一方で、社内SE満足度と言うのもあると思っていて、たとえば変な話、粗利80万円で納期2週間の作業を請け負うのと、粗利60万円で納期4週間の作業を請け負うのとでは、後者の方が良いのではないかと思うのです。まあ、色々な前提や背景もあるでしょうが、社内SE満足度を無視して営業をやっていると、やがて社内で味方してくれるひとがいなくなってしまう気がするんですよね。
 先輩営業や同僚、後輩の中には、粗利至上主義者もいて、たとえば粗利100万円で納期1週間みたいな案件を受注しますけれど、それ、ほんとうに受注して良かったの? と他人事ながらに思います。


 ちょっと話が逸れてしまいましたけれど、この発表を受けて秋山が感じたのは、SCRAPという会社は、社内の謎制作スタッフを軽視しているなということです。


 対顧客的には、間違いのない判断でしょう。
 最大多数から最大利益を得るための、最適判断だと察せられます。
 既に、この謎解きという分野は、ブルーオーシャンではなく、競合他社が蠢く業界ですので、いわゆるディープファン(謎解きクラスタというやつでしょうか?)は、難易度を下げ始めたSCRAPの公演に行かずとも、他の団体のイベントに行けばいいわけです。となれば、SCRAP的に狙うのは、新しい客層なわけで、そこから粗利を稼ぐのは道理です。


 しかし、その判断、果たして社内の謎制作グループは、納得しているのでしょうか?


 だって、元々のコンセプトから外れていますよね? 難易度調整や、中身的にも、変なことになりますよね? それって、どう調整するんですか? ちょっと、急にハンドルを切り過ぎじゃないかしら? と言うのが正直なところです。
 こんなハードランディングな判断、人材の流出を招きそうです。また、元SCRAP社員が新団体を立ち上げたり、ゲームマーケットに出展したりするんじゃかしら。そう考える今日この頃でした。


 とまあ、そんな感じで、特に落ちはありません。すみませんね。