伊藤氏のプレゼンは抜群に面白かった。後記も含め、一字一句逃さずに読ませてもらった。
なんというか、まず文体が良い。凄いフレンドリィと言うか、親しみのある口調で、所々に妙にシニカルな一文も入ってる。たとえば、本当は萌えているのにその事実を認めたくない人たちを語る場面で、萌えを認めている人をして「いやあ、僕萌えてますから、動物化っすよ。はっはー（笑）」なんて言ってるんですが、最高。この瞬間、会場湧いただろうなあ、笑えるよなあ。
まあ、それは置いておいて、着眼点も素晴らしい。まず初っ端に「おい、お前ら。さっきから萌え萌え言ってるけどさ、その萌えって言葉どーゆーもんだか、分かってんのか、おら」と啖呵を切っておいて、かなり明確な定義をかましてくれる。そうなんだよ、これだよ、これを待っていたんだよ。正しいとか正しくないとかじゃない、これをやるのが大事なんだよ。うーん、素晴らしい。
後、「でじこも物語背景ないけど、それを言ったらえここと偽春菜もそうだろう！」とナイスです、ナイス！ 偽春奈は微妙かもしれないが、えここはかなり物語ないからなあ。そう言えば、ケンタッキーの何だったかシロップ掛けられてる子もないよなあ。
偽春菜とえここに関しては、エンターブレイン、ヴィジュアル・コミック・アンソロジー増刊号『COCO』でルポを書いている糸山敏和さんというのが面白いそうだ。なんか物凄く手に入れにくそうな気がしないでもないが、なんとか探してみよう。ブックオフとかに置いてないかなー。
どうでもいいが、自分がえここの存在知ったのって『GOF』をプレイしたずっと後。雫嬢はえここ使いなんだが、激弱くて、対戦してたときに「東北電力のイメージキャラ」と教えてもらったが、教えてくれた人が教えてくれた人だけに、嘘だと思った。だってなあ、葉鍵月＆でじこ＆ガンパレと東北電力が共存してるの、信じろというのが土台無理な話であることよ。
