雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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新人賞応募作に見られる流れ

東浩紀「ファウスト賞と血の交換」
ARTIFACT「ファウスト賞の応募作品には吸血鬼と同性愛話が多い」

 以前、『ザ・スニーカー』で大塚英志が言っていた「スニーカーに応募される作品の3分の1に、左右で目の違う人物が登場する」なんてことを思い出しますね。電撃文庫の一次選考通過作品のタイトルを眺めても、吸血鬼をたやすく連想させるものは多いので、この吸血鬼的風潮(他には陰陽物・学園物)は何もファウストに限ったことではないかと。
 吸血鬼でライトノベルと言えば、うえお久光の『悪魔のミカタ IT/ザ・ワン』は秀逸でした。最近の『ヘルシング』や『月姫』の下にではなく、本家の流れを汲んだ作品なんじゃないかなあと。