雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

つげ義春『ねじ式』

 キセンさんからの頂き物。家に帰って表紙をめくるまで漫画だと気づかず、気づくと同時にこの強烈なインパクトを有する画風は、自分が小学生のころ読んでえらくショックを受けた作家が持っていたものだと気づく。
 ああ、あの懐かしき日々。自分は幾度となく悪夢にうなされた。あれから十年近くの年月が過ぎたか、果たして今の自分にこれを読んで、それでも正気を保つことができるか。……ああ!!


……大丈夫でした。
 いえ、不気味なことに変わりありませんが、このゾッとするようなエロティシズムや、不条理な痛みは、なんとかスルーできました。や、それでも正直、危なかったかもしれません。こういうグロテスクなのは本当、自分ダメで。あー。ほんと、よくやった自分! 感動した!
 作品に関してですが、白土三平の影響を受けたかと思われる『峠の犬』と『噂の武士』の二作は楽しめました。まあ、それは単に自分が白土三平好きであるからなわけですが。
 映画化されたとカバーに書いてある『ゲンセンカン主人』は少し気になります。レンタルショップで見つけたら、借りることにしましょう。