2004-10-01 小生物語 小生物語作者: 乙一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/07メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (166件) を見る 乙一のホームページおよび幻冬舎のサイトにて掲載された日記を本にしたもの。基本的に脱力系であり、面白くない。乙一と言えば後書きが面白い作家だが、やはりあれは少ないから面白いのではないだろうかと思う。本書ぐらい延々と脱力されては、さすがに飽きてくる。――これは乙一の後書きが、どちらかと言えば好きな人間が言っているのだから、乙一の後書きが嫌いな人であれば、なおさら面白くないだろうと推測する。 しかし読み終わった後に再度、パラパラと捲ってみて思ったが、この淡々とした筆致は息抜きとして読む分には面白いかもしれない。ペースの問題だろう。乙一を読むぞと意気込んで読むよりかは、ちょっと時間が空いたから乙一でも読むかぐらいの心地がいいのだろうと思われる。