雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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月曜日再誕

 昨日は秋葉原文学フリマが開催されたので、それに出てきました。夜勤明けだったので、体調的に万全とは言いがたかったのですが、まあまあ、それなりに集中力を持続できたのではないでしょうか。格好はいつもの白シャツにドクロネクタイで。三名ほどコスなのか私服なのか判断に迷うようなファッションをした女性と、ドクロやダメージ系について語り合ってしまいました。夏コミで「ぴぴるぴぴるぴー」と言ってくれた進井さん*1は来場されなかったようです。
 行きの電車で井上雅彦監修『異形コレクション 蒐集家』を少し読みました。目的は松本楽志さんの「海を集める」だったんですが、つい浅暮三文の「参」から読み始めてしまいました。非常に読者を引き込ませる文面でした。詳しくはいずれ書くブックレビューで。秋葉原についたのは待ち合わせ時間の十分後で、急いで街角先輩と共に会場入りしました。
 会場は思ったより狭く、これでは列ができたときにどうさばくのだろうかと思っていましたが、結局、列ができたのは開場直後の白倉由美さんのブースだけだったのではないでしょうか。秋山のブースは一階の正面玄関から真っ直ぐ歩いて階段を上って真っ直ぐ歩いた突き当たりという非常に分かりやすく、また右隣が『回廊』第二号のアンケート特集に協力していただいたSKIPJackさん*2、左隣がタカスギシンタロさんの妹君さんが参加されておりかつ非常に親切にしていただいた婦人文芸さんで、配置にとても恵まれました。
 せっせと本を並べたり、釣り銭を用意していたりしたら、文芸研究月報*3さんが早速『殺人紳士殺人事件 二人目』を買ってくださいました。いきなりかと思っていたら、text jockeyさん*4がペーパーを配りに来て「サイトを見たことがありますよ」と言ったのですが、すぐボロが出て知ったかだとばれました。その後、宣伝コーナに置いてあったペーパーを端から貰っていきました。後から見てみたら無頼舎さん*5が零文学を頒布していたのと、虚影庵さんが参加していたことに気付き、どうして歩き回ったときに気付かなかったとショックを受けました。
 文学フリマ事務局の代表、望月倫彦さん*6トークと共に開場。開場後の秋山の散財遍歴に関しては、メールマガジン『雲上』*7の方に掲載するのでよろしければそちらを参照してください。
 開場後、ブースを街角さんに任せブラウジングしていた秋山は、入口に最も近いブースでザボンさん*8に声を掛けられました。で、二人で佐藤心に会いに行こうと二階へ赴き、佐藤心氏、前島さん*9、前Qさん*10、山田さんなどとお会いして、気がついたらザボンさんは『せかいまほう通信 第1号』をホッチキス留めしていました。その後、秋山はブラウジングを続け、次にザボンさんに会ったときは和森さん*11やミハテさん*12がいて、その次に会ったときはウリオさん*13とさとるさん*14がいて、その次に会ったときは藤さん*15とそのご友人がいました。和森さんに貰ったチロルきなこチョコともにょさんから貰った小枝が秋山の昼ご飯でした。
 佐藤心氏と話していると言村律広さんからメールが来て「そう言えば、インタビューの依頼を受けているのだった」と思いだし、公衆電話から電話を掛けてきたキセンさんと共にジョナサンで鼎談を行いました。が、時間があまりに短かったことと、周囲が騒がしかったことで、今日はおしゃべりするのに留め、次回また行いましょうということになった。その後、キセンさんと共に会場に戻ったら、大塚英志の目の前で「大塚英志はどこにいるんでしょうかねえ」と言ったり、相変わらずかわいい人だなあと思いました。そう言えば、会場には東浩紀も来ていました。ウリオさんが大塚英志東浩紀のサインを、見開きで貰っていて、凄いことするなあと思いました。
 ヘリオテロリズムブース*16ではそらけいさんと西東ノブさん*17にお会いしました。『ヘリオテロリズム Vol.1』は五部もいただいてしまいました。金がないと嘆いていたキセンさんに一部差し上げました。超短編ブースでは松本楽志さん*18、峯岸さん*19、タカスギシンタロさん、青島さかなさん、あと名前をうっかり忘れてしまいましたが確か五十嵐さんとお会いしました。ミステリ関連では、えんじさん*20、matuoさん*21、葉山響さんとお会いしましたが、挨拶するぐらいの時間しかありませんでした。そう言えば、えんじさんが、ヘリオテロリズムな面々とは後日、別に打ち上げを開きたいですねと言ってました、同意。後、転叫院さん*22も来ていたようですね、会いたかったです。
 撤収後は、佐藤心氏に会いたい一心で、前Qさんに電話して打ち上げ先に押しかけました。「あれ? ザボンさんたちミステリ系サイトの管理人さんたちとは一緒じゃないの」と聞かれましたが「いえ、カレー苦手なので」と、辛いの駄目なんです。最初の乾杯は佐藤心氏と伺った名前が恐らく本名なのでここには書けない方の三人で行い、しばらく話しているとさとるさん、ミハテさん、和森さん、ザボンさん、なづなさん*23が到着し、さらにその後、更科修一郎ともうひとりお名前を忘れましたがやってきました。というかここらへん、昨夜からの疲労がピークに達しつつあったことと、さとるさんの酒の注ぎっぷりが最高なので、殆ど意識がなく、佐藤心氏が帰ってからようやく目覚めた感じです。オフレコで18禁でデスい話しかしてなかったので、起きていても書けませんが。
 大丈夫な部分では。森博嗣探偵伯爵と僕』は間違いなく2004年ベスト。乾くるみ『イニシエーションラブ』の話がしたい。『漫画巷説百物語』は結局、秋山が持ち帰りました。なづなさんは相変わらず特定のジャンルに話が及ぶと話しだす。佐藤心氏による分析「前島作品に塔が出るのは男性の象徴だから」を、前島さん本人にぶつけてみたらその通りであるらしい。後、なんか堤でない人が監督をやっているドラマがあるらしく、それがさとるさん&ザボンさん的に面白いらしい。毎週、金曜夜にやっているらしいのだけれど、今週分は解決編なので来週から見るといいらしい。とりあえず『3days』はやっておこう。『果てしなく青い、この空の下で…。』は傑作中の傑作、雲上回廊方程式で五つ星の名作。『YU-NO』も然り。『雫』はセカイ系だろう。セカイ系という呼称はネットやってる人は、嫌な先入観を持っているだろうからもっとスタイリッシュで大塚英志的だったり東浩紀的だったりしない言葉が欲しい。秋口ぎぐる海羽超史郎森橋ビンゴの三人は、ひょっとして会場に来てはいたんじゃないだろうか。秋山さんはもっとエロゲーをやるべきだと思います、せめて『AIR』と『EVER17』と『CROSS†CHANNEL』ぐらいは。え、そんなにやらないとだめ? 休憩エリアはいいよね。前島さんと少しだけですが創作の話ができて良かったです。等々、充実した一日でした。
 文学フリマに参加して思ったこと。従来の即売会と完全に一線を画していると思ったのは、雑誌の創刊が多かったことです。『vol.1』と冠せられた作品の何と多いことか。後日、可能な限りリストアップして、ニュースサイトさんに捕捉されたいと思います。
 最後に、秋山のブース、活字中毒委員会に関して。秋山が朝八時まで必死になって折った『殺人紳士殺人事件 二人目』は12時57分に完売、無料で配布した『超短編 雲上四季 雪』と『回廊 お試し本』も無事に配り終えることができました。13時以降、度々『雲上四季』もうないんですかと聞かれたらしいですが、秋山自室に十部ほど残っています。欲しい方いれば、いずれ差し上げます。『殺人紳士殺人事件 二人目』と『回廊 お試し本』に関しては、『回廊』オフィシャルサイト*24にて無料公開を始めました。是非、ご覧ください。また街角闘人と藤代美代子による秋山真琴バッシング本『暗黙の領界』も15部ほど売れたようです。ありがとうございました。また開場直後にあの高原英理さんがブースを訪ねられたそうです。会いたかった。
 リファ飛ばしまくり、顔名前忘れまくり。駄目じゃん。