雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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第八号

「思いつき一発言リレー」チャットで交互に発言しながら、リレー小説をやろうという企画。秋山も以前、二行でやったことがあるんですが、これって重要な場面になると、互いに決定的なターニングポイントを書きたくなくて、無意味に言葉を重ねてしまうんですよね。この作品にも、そういった結果として冗長性を増してしまうような引きが幾つもあり、興醒めしました。しかし、全体的にテンポよく進み、最終的にきれいにまとめられているので、リレー小説にしては、面白いほうかなと思いました。長さを感じさせなかった点が素晴らしかったです。ところで、企画説明を読む限り、誤字などは敢えて修正しなかったそうですが、これに意味はあるのでしょうか。
「紅」こちらもリレー小説、ですが未読です。書いている作家の他の作品で、その作家の能力を評価して、それ以外の作品を読まないというのは、悪い傾向だと思います。けれど、冒頭を少しとあとがき。それと悪いことだと思いながら、結末を流し読みしたのですが、これって結局は楽屋落ちなのでしょうか。HMCの部員だけが楽しめればいい作品なのかなと邪推してしまいました。小説の冒頭数行で、一見の読者は読み続けるかどうかを決定するかと思います。もう少し、書き出しに気を遣えばと思います。