2005-06-28 山田風太郎 かあ……。 山田風太郎作品は多いのでのんびり読んでいこうと思っているのですが、今のところ、一番好きなのは七人ぐらいの女性があの手この手で敵の男を籠絡させてゆくというやつ。女たちは落ちぶれた武士の妻であったり、娼婦であったり、乞食であったりするのだけれど。そういった生きるのに精一杯な人たちが、悠々と剣の道を、笑みを浮かべながら歩いている男たちに誘いの手を差し伸べ、堕落させるというのが凄まじい。この発想が凄まじい。 今まで読んだエロ本の中で一番強烈なのは、バキSAGA。