雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

奥浩哉短編集1 赤

赤―奥浩哉短編集 完全版 (ヤングジャンプコミックス)

赤―奥浩哉短編集 完全版 (ヤングジャンプコミックス)

GANTZ』を描いた奥浩哉の欠片もなくてビックリした。三次元的な造形や、インパクトのある見応えを期待していたわけではないけれど、意味不明な世界観や、派手なアクション、不条理な展開に満ちていると思っていただけに、本書に掲載されている短編には本当にビックリした。恋愛物なのだ。それも女の子が女の子に恋するレズ物と、男の子が男の子に恋するホモ物。他の幾つかの短編もやはり何らかのかたちで恋愛をテーマにしたもので、本当に驚いた。面白くないという訳ではなかったけれど、期待とは違っていたので少し肩透かし。この頃の奥浩哉が好きな読者は、『GANTZ』を読んでどう思ったのだろうか。