約三千冊の蔵書を有する図書館バー。素晴らしい。これこそ、秋山のための店ではないだろうか。早速、明日か明後日あたり訪ねたいと思う。今からワクテカ。
http://d.hatena.ne.jp/sinden/20060928/p6
と言う訳で、sasashinさん（id:sasashin）と一緒に行ってきました。
全体に薄暗く、サービスの質が高く、お酒やカレーはとても美味しくバラエティに富んでおり、シガーも揃えてあるし、バーとしてのレベルは非常に高く感じました。個室のドアがスライド式本棚になっていたり、本棚の背表紙が見えやすいようにクリスマスツリーの飾り付け用ライトで照らされていたり、「かっこういいバーを作るぜ！」という精神が隅々まで行き届いているように感じました。
けれども、肝心の本棚が秋山にとって、やや魅力的ではありませんでした。と言うのも、主婦が他人の家の台所を見てその家の人のことを知るように、本読みは他人の本棚を見てその本棚の持ち主を知ることが出来るわけで、本読みの視点から見たこのバーの本棚は、方向性があいまいで、色々なことを目指したり挑戦しようとして、失敗してしまった本棚に見えたのです。それに本棚付近にあった椅子は、照明が近くにあったのですが、各テーブルは非常に薄暗く、自分のテーブル（やカウンター）まで本を持って帰ってきてしまうと、本が読めない！ という事態に陥ってしまうのです。
結論として。本読みでない人に「自分は本読みだよ」ということをアピールしたいときは絶好だけれど、同じ本読みを招待するのにはやや力不足。
http://www.these-jp.com/
