激しく今さらかもしれませんが、『Colorful PUREGIRL』と『ファウスト』はなんとなく性質が似ていますよね、というお話。
両者に強く共通しているように思うのは、編集の気質の強さ。前者は加野瀬未友と更科修一郎、そして後者は太田克史と、いずれも強烈な個性と才能の持ち主。その人を惹きつける魅力で、プロアマの区別なく(つまりは同人作家を)引き込んでの誌面作り。そして人を集める際、基準となるのは(おそらく)彼らの趣味や好み。その「この俺が自信を持って言う、この作品は面白い!!」という自信が誌面にも表れていて、しかも彼らの趣味嗜好がその時代の受け手の趣味嗜好と極めて似通っているから、受け入れられたのではないでしょうか。後、ハイエンド系や新伝綺という言葉を作ってしまうところも似てますよねと話を伸ばそうとしましたが、どうやらハイエンド系は積極的に謳いあげているものではないらしいので、これはちょっと違うかな、と。
しかし、カラフルピュアガのデータベースを見ると、今日、第一線で活躍しているイラストレーターの名前がじゃんじゃかありますね。ひゃー。